公開日:2020.04.21 更新日:2020.04.22
目次
コーディングとは?
ホームページ制作を行う上で、欠かせないフロー「コーディング」。
今回はこの「コーディング」に焦点を当てた記事を作成しようと思います!
ホームページ制作のフローをおさらい
まず初めに、ホームページ制作のフローからおさらいしてみましょう。
まずご依頼があった際に私たちが初めに行うことは、「お客様のご要望のヒアリング」です。
最初のヒアリングが終わったら、ようやく制作作業に着手できます。
制作作業は大きく分けて、下記のようなフローがあります。
- WEBデザイン
- コーディング
- WordPress導入
- サーバー・ドメインの準備
- 公開
の5段階です。
コーディングとは何をしているの?
ホームページをブラウザ(Safari、Google Chromeなど)で表示するには、プログラミング作業が必要です。
簡単に言うと、この「プログラミング作業」がコーディングに該当します。
WEBデザインが完了した段階で、公開まであと少しのように感じますが、実際はコーディングのほうが時間がかかります。
WEBデザインとコーディングは違う作業
「デザイン」はあくまで、「画像」を作る作業です。
しかしホームページは画像とは違います。
クリックすると違うページが開きますし、画面の幅によって改行位置が変わったり、写真の横幅が変わったりと、
ただの「画像」では表現できないことが盛り沢山です。
ソラノデザインは個人事務所なので、デザインからコーディング、公開、SEOまで全て私がやっていますが、
通常WEB制作会社では分業体制で、デザイナーがデザインを画像で作った後に、その画像を見ながらプログラマーが「コーディング」を行うと言ったフローが主流ですね。
これが実際のコーディングの画面です。
私も初心者の頃、初めてこの画面を見たときは、「こんなのできない」と思ったものです。
PhotoShopやXDというソフトで画像を作成するのと、コーディングするのは訳が違いますね。
コーダーの腕によってホームページに変化が
コーダーとはコーディングを行うプログラマーを指します。ややこしいですね。
同じホームページをコーディングする場合でも、コーダーの腕によってホームページは大きく変わります。
目立つ部分では、アニメーションのセンス、表示速度、検索順位などに大きく差が出ますね。
ホームページを開いた際に、「このサイト、デザインは綺麗だけど表示が重たいな」「このサイト、いいサイトなのになんで検索順位がこんなに低いんだろう」といった経験は、皆さんもあるのではないでしょうか?
(検索順位については公開後1年ほど立たないと上位にはくいこめないので、一概には言えませんが…)
コーダーの腕でここまでホームページが左右されてしまうのは、
最もホームページに採用されているプログラミング言語、
「HTML、CSS、PHP、JS」の4つが、ある程度下手なコードでも表示されるよう、規約が優しい事も原因のひとつです。
つまり「少し間違っていても、エラーが出ない」プログラミング言語なんですね。
規約が優しいのは、コーディングを勉強し始めた初心者のコーダーさんにはありがたいですが、
逆に「深く勉強しなくても、とりあえず動くホームページができてしまう」といったデメリットもあります。
コーディングを仕事にしてお金を得る以上、「ただ表示されてるだけ」のプログラミングを行うのではなく、「目に見えない部分にまでこだわった」プログラミングが重要です。
また、コーダーの知識の量にも、コーディングの質は左右されます。
画像の圧縮方法、hタグを利用したSEOの知識、マークアップ最適化や構造化マークアップの知識….など、例をあげればキリがありません。
その反面、勉強することが多い「コーディング」と言う分野は、面白い分野と言えるでしょう。
簡単に上手くいってしまう仕事より、達成するのが難しい仕事の方がやりがいが出ますからね。
もしこの記事をご覧になっている方で、コーディングに興味がある方が居ましたら、
「BEM」「構造化マークアップ」「画像メタデータ圧縮」「着火タイミング」「非同期通信」「タスクランナー」「node module」などの単語を是非検索してみてください!