公開日:2025.03.10 更新日:2025.03.21
いつもありがとうございます。ソラノデザインの角田です。
12月から気合いを入れ直して仕事に集中している日々。
今大変なのは受託事業のあるプロジェクトの方ですが、
プロダクトはプロダクトで大変です。
一からブランド作るって、当たり前ですけど結構大変。
作りたいので、続けるんですけどね。
経営してると苦労や嫌なこともありますが、そういうのを思い出すフェーズは終わりです。
感謝すべきことも同時に多いはず。
今日は、
「プロダクト作り」「ブランド作り」に取り組んで、
「良かったこと」をちゃんと言語化するコラムです。
まだまだ上に行くために。
それでは、「プロダクト作り」に取り組んで学んだこと、良かったこと。
書いていきたいと思います。
目次
プロダクト作りを初めた経緯
なぜ創業し受託制作事業のビジネスを作ってすぐに、
プロダクト・ブランド作りに着手したか。
結論、「普通に働いて、普通に残業せずに、普通に昇給する。」会社を作りたかったからです。
当たり前ですが、
競合に対して優位性のあるビジネスモデルでないと、
安定した利益を作ることはできません。
金沢のWEB制作会社さんは、
当然どこの会社さんも、
金沢でデザイナーとコーダーを採用している。
どこも人材の能力の平均値は、
人数が多ければ多いほど「金沢の平均値になる」中で、
どう差別化し、競合より優位性を担保するか。
「仕事量」という結論になりますよね。
つまり、
「普通に働いて、普通に残業せずに、普通に昇給する。」
そんな働いていて幸せな会社を実現しやすいのは、「受託業ではない」と、
起業後しばらくして気がつきました。
構造上厳しいなと。
受託はデザイナーやプログラマーがハードワークして、差別化が成り立つ「構造」です。
※「幸せな会社を実現できない」ではなく「私にとって実現しにくい」の意です
もちろん、何事にも例外はあります。
しかしそういう例外の数%の受託会社は「外れ値」です。
金沢に代々、根強い人脈があり、
ちょっとおかしな金額で見積もりを取れてしまうとか。
それももはや「平均値で戦っている」とは言えないでしょう。
真似しようと思っても、再現性が低い。
普通にやってると、組織拡大と同時にハードワークが必要になるのが受託業界です。
このコラムで何が言いたいかと言いますと。
だから私は、受託業の方では組織拡大しない。
プロダクトを作っている。
ということです。
「採用市場の平均値」で成り立つビジネスモデルを作る。
わからない人もいると思いますが、上記がめちゃくちゃ重要なんです。
それが、社員にとっても社長にとっても幸せ。
つまり、「普通に働いて、普通に利益が出て、普通に昇給する。」会社を作りたいんです。
簡単に見えて今の時代難しい、そんな会社を作る。
それが目標でソラノデザインを作り、日々経営しています。
「幸せ」の定義にもよりますけどね。
夢中になってハードに働く人生が「幸せ」という価値観もあります。
ただ違った定義で、自社やスタッフに提供する「幸せ」を、私は定義していますね。
「余裕がある演技」ばかり上手くなる人生は、あまり好みじゃありません。
せっかく生まれたのですから、「余裕」を手に入れるために頑張ってみようと思っています。
投資としてのビジネスモデル
日々のタスクに対して、こう思う事はないでしょうか?
「今やっているこの作業は、将来の自分を楽にしているか?」と自問自答することが、
キャリアを作っていく上で大切だと。
私は結構、こういう「積み上げのある労働」が好きです。
例えばマネジメント・組織作りを覚え将来使えそうなソフトスキルを高めたり。
ブログを書いたり、インスタ投稿をしてファンを増やしたり。
そしてビジネスモデル上では、
私にとって「将来の自分・自分たちを楽にするのがプロダクト」なので、
プロダクトを作ったりしています。
目先のお金や、目先のワークライフバランスに消えていく労働を、
毎日こなすのはできれば避けたい。
「将来の自分たちを楽にする」「積み上げのある労働」が大切です。
もちろん積み上げのない、
その場の利益しかないタスクも、私も未だに多いですが、
ちゃんと「労働時間を将来に投資している感覚」も併せて大切にしています。
そのため、プロダクトを作るまでは数年、皆で努力し、
作った後は徐々に、ワークライフバランスで言うところのライフに、
スタッフ全員が軸足を寄せていく。
そんな経営スタイルや価値観を、起業した時から貫いています。
プロダクトに取り組んで良かった事は、ちゃんと壁にぶつかった事。
プロダクトに取り組んで良かった事をあえて言えば、
「ちゃんと壁にぶつかった事」だと思っています。
壁にぶつかって良かったと。
”自分は優秀で正しい”という思いが強い人間(私のような人間ですね)は、
「理想」を「会社やビジネスモデル」に押し付けがちです。
その結果、失敗し、一旦病んで、病み期が終わって、角がとれ、現実的になる。
私でいうと、
こういう待遇にすればメンバーはこう動いてくれるはずだ、
などマネジメントに関して理想論を持っていましたし、経験が浅くウィークポイントでした。
また、
そんな理想論を前提に、
人数や給与やタスク配分等、
いろいろ設計していたので、
現実ではちょっとサボりや怠惰が社内に発生しただけで、設計が破綻。
全て自分のせいなのですが当時はかなり悩みました。
今なら採用時にスクリーニング、
方向性が合っている人を採用し、
採用するスタッフの「平均値のスキルやモチベーション」から逆算して成り立つよう、
「人」ではなく「ビジネスモデル側」を変える。
と気がつけましたが、当時は人は定数ではなく変数だと捉え経営してしまってました。
(理想論があったので、このスピードで会社が出来た側面もありますが)
上記は読んでても抽象度高いですよね。
しかし、経営者の方や、
性格的に私に近い、自信があるタイプの方には、
めちゃくちゃ共感してもらえる話なのではないかと。
今まで成功体験が多い人間や、
自分のことを優秀で正しいと思っている人間ほど、
①理想を現実にぶつけ
②壁にぶつかり失敗
③病む、凹む
④周りのコミュニティに助けられ立ち上がる
⑤角がとれる。
そんな経験を何度か積んでる気がします。
プロダクトに取り組んで良かった事は、
私の中でこの5ステップの壁、しかも大きい壁にぶち当たった事です。
当時凹んでる時は、
友人や先輩に「お前、今良い経験してるな。」と言われても、
「他人事だからそんなふうに思えるんだ」くらいにいじけて捉えていたのですが、、苦笑
今となっては、いずれ、どこかでぶつかる壁だった。
経営者として上に行くためには、必ずぶつかっていた。
ひどい思いをしましたし、仕事は人が絡むことなので、
今でも良い経験とは言い切れませんが、
どうせぶつかる壁なら創業期にぶつかっておいて良かったな、とは、
思わないこともないです。
一度怪我した箇所は皮膚が厚くなるように、
一度壁にぶつかることで、弱かった部分が強くなる事はあると思っています。
「弱みや欠点があったから、俺はこの箇所で苦労したんだな。」
「同じ失敗をしていない人は、そこに弱みや欠点が無かったのか。」
そう思うようにしていますし、実際のところ、それが真実だとも思います。
年をとってから気がつくくらいなら、
今気がついて良かったなと思っていますし、
そしてそれはもしかして私だけに訪れたエピソードではなく、
仕込みを含めると、2021年頃から現在まで、
このプロダクト作りに携わった何人もの人にとって、
何かしらの「壁」と「苦労」を、
このプロダクトは私たちに授けてくれた気すらします。
もちろん、あえてポジティブに捉えればですけどね。
プロダクト作りがマッチする人材
また、どんな組織を作りたいか、
どんなメンバーと働きたいか見えてきたのも、プロダクトに取り組んで良かったことです。
ワークライフバランスを、
世の中や会社に理想論として押し付けるのではなく、
現実的に、中長期で、自分たちの人生に実装していく組織。
自社に対して、そういう組織像があります。
完璧に整ったワークライフバランスを今すぐ欲しい方、
大手に行けるポテンシャルのある方は、大手に行ったほうが絶対に良い。
反面、中小規模の事業が好きだったり、
自分ごととしてブランドを立ち上げ、
プロダクトを作るのが好きな私たちソラノデザインは、
大手と違ってタスクや数字、
文化作りに責任感はあれど、
ブランド作りやプロダクト作りを楽しみながら、生きていく。
ワークライフバランスを与えられるのではなく、
自分で勝ち取ることを楽しみ、
仕事を楽しみ、人生を豊かにしていく。
そして何より、自分たちが日々作り続けるブランドで、
定年まで、ご飯を食べていく。
それは日々の責任感を許容してでも手に入れたい、
素晴らしい人生だと、私は思います。
同じ想いの人を集めていきたいですね。
悔しいですけど誰も彼もに対して、完璧な会社にはなれませんでしたし、
誰も彼もの面倒を見れるわけじゃないんだなと、経営を5年してみて、
痛感しています。
悔しいですけどね。
しかしその反面、
ソラノデザインの強みも、
どんな人と働き組織を作っていきたいかも、
明確に見えてきました。
ソラノデザインの強み・面白さは、
「インテリアブランドを1から作る」という面白くもリスキーで、
普通なかなか手を出さない領域に、
「構築できたらこの働き方めちゃくちゃ楽しいから」と、
社長が私財も体力も投げ打って、
リスクを背負いなぜか全力で取り組んでいるところ。
そしてなぜか、順調に伸びているところ。
そこが私の経営者としての強みだと思っています。
先輩と食事してて思います。
まだ32歳の私が、目上の経験豊富な先輩経営者方に、人間力やマネジメントで勝てるわけがない。
経営者としての私の強みは面白いビジネスモデルに取り組みたいと思えるところだと。
ですので、
- プレッシャーができる限り少ない仕事をして生きていきたい。
- 県内でトップクラスのワークライフバランスを求めてる。
- 上昇志向はない。
- そつなく8時間過ごして給与をもらうだけでいい。
そんな人はソラノには向きません。
それらを大切にしていないわけではありませんが、
ソラノデザインの強みはそこじゃない。
プレッシャーを感じつつも、
日々ブランドやプロダクトに地道に向き合い、
徐々に自分の人生を勝ち取っていくのを楽しめる人。
そして何より、
自分が作ったプロダクト = ブランドでご飯を食べていきたい。
そんな生活を楽しめる人、憧れる人、誇れる人。
上昇志向のある人。
そんな人にとっては、良い職場だと思っています。
1日8時間、
ちゃんと密度濃く、仕事とブランドに向き合う。
平成生まれの経営者なので残業は反対派です。
むしろ残業をせずブランドを作り生きていくために、
8時間の粒度と数字は大切にしよう。
そんな文化の会社がソラノデザインであり、
それに合ったメンバーと、事業を作っていきたいと思っています。
プロダクト作りの難しさと資本集約型産業
そして何より学んだのは、「プロダクト作りの難しさ」でした。
プロダクト作り、ブランドづくり。
難しいです。
労働集約型ではなく、資本集約型産業。
生ヌルい事を言ってたら、決して作れないのがこの資本集約型産業です。
数々の制作会社や代理店さん、
またWEBメディアさんが、
プロダクトを作ろうとしては、
結局受託から離れられない。
結局受託をやってる。
本当によく聞く話です。
結局ほとんどのWEB系の中小企業が、
「建て付けを変えた受託」をやっている。
プロダクトを作って、メイン事業として成功しているところは、本当に一握り。
結局、自分の労働力をお金に変える、労働集約型産業から、ほとんどの人が抜け出せてない。
特に、資本集約型産業の会社に入社はできても、
「資本集約型産業を作る」のは、
本当にハードルが高いように感じます。
私も32才になってまで、
プロダクト一本では社員の生活を賄えない、
メイン事業は受託のまま、
そんな状況になっているなんて、
起業したてで勢いがあった若い頃は思いもしませんでした。
まあ正直悔しいですね。
受託業を辞めたいわけではないですし、
受託業は受託業で誇りを持っているのですが。
プロダクトも成功させたい。
お金が欲しいんじゃないんですよ。
自分の信念や想いを曲げずに、日々働ける基盤を作るために。
日々生きていく上で、皆で安心感を得るために。
「今日は少しゆっくりしようか」が気軽にいつでも言える環境を作るために。
お金に追われず、人生の決裁権が自分にある状態を作るために。
下げたくない頭は下げない人生にするために。
そのためのツールとしてお金と、
優秀で余裕があり、
誇りを持て、毎日取り組むことを楽しめる、
資本集約型のビジネスモデルが必要なんです。
繰り返し書きますが、「余裕がある演技」ばかり上手くなる人生は、あまり好みじゃありません。
せっかく生まれたのですから、「余裕」を手に入れるために頑張ってみようと思っています。
あらゆる成功したプロダクトをみていると、
時代の流れと運もあると思います。
プロダクトを当てるというのは、
100%努力だけでいける領域でないのはわかっています。
なのでどれだけ努力しても報われるかはわからないんですが、
なぜか、直感ですが、もう少しな気がするんです。
自信過剰ですが。
このバイアスを大切に、
もう少しの間努力してみようかなと日々働いています。
プロダクト作りから見えてきた、ビジョンやミッション。
また、この頃、ビジネスモデル以外の定性的なところでは、
「資本主義と心の余裕の両立」をテーマに、
MVVを整え、会社としての基盤を作っていってます。
営利を、数字を出せない会社は、
誰かの時間や心の余裕を奪っていきます。
しかし売上があったとしても、同時に心の余裕もないと、人生は楽しくない。
資本主義と心の余裕、
その「両立」ができる組織にしたい。
数字も、余裕も大切にする。
「資本主義と心の余裕の両立」
自分たちソラノデザインは、両立していく。
そんな人たちを集め、
そんなコンセプトでチームを組成していく。
経験や失敗、辛い経験からから学んだ事が、
人生で一番、重要ですし「ブレない軸」になります。
というのも、私は2023年〜2024年、
プロダクト作りに本気で取り組んで以降、
毎月かなりの業務量に追われ、心の余裕を失ってました。
その時期は、いろんな状況やいろんな人の思いが重なり、
結果、私が事業理解や顧客理解に時間を使えず、意思決定の粒度が甘かった。
プロダクトの売上も、今の半分以下だったはずです。
大切なのは、
「資本主義と心の余裕の両立」
ちょうどここ数年の実体験から学んだ、
とても大切にしているこのテーマです。
その影響もあり、正社員でのチーム組成では、
ビジョンに合った人を絞って採用しています。
数字も、余裕も、どちらも軽視せず大切にできる人。
「売上作ろう」という意味の「数字を追う」ではなく、
ニュアンスを正しくするなら、「数字を大切にできる」「怠惰や甘えからくる赤字を防げる」人。
全力で走れー!みたいな、営業会社のようなスタイルではないです。
どちらも「軽んじない」「大人として仕事も気持ちも数字も大切にする」、
そんなふうに、現実を直視できる目を持ち、現実を理解している人。
同級生や学生時代の友人の話を聞いていると、
(私が30代だからかもですが)
営利目標を半期に一回振り返るような文化の会社がスタンダートと言いますか、普通です。
それに比べてソラノ甘いか厳しいかでいうと、ソラノは甘い方だと思います。
「”余裕”は大切にしているけど”数字”は見ていないな、”理想論”か”怠惰”に負けるだろう。」
という方や、
当時の私のように、「”数字”を追いすぎて”余裕”を失ってるな。」
という方は、
今のソラノの採用基準からは外れます。
数字も、余裕も、どちらも軽視しない。”大切に”する。
そして私を含め、誰かが数字に追われるような環境を作らない。
そのためにも、「数字も余裕もどちらも軽視しない」メンバーを集める。
「数字を大切にする」
「怠惰や甘えからくる赤字をなくす」
文化としてそれが根付けば、
そこに資本主義と心の安定の両立できる未来、
スタッフも社長も、全員が幸せに働ける未来があると思っています。
雰囲気面でも、給与面でも、安定面でもそうです。
プロダクトに取り組んで気がついた「自分が作れる組織」
また、プロダクトに取り組み、自分が作れる組織の規模や範囲が、見えてきたんですよね。
年齢的に結論づけるのはまだ早いと、周りには言われつつも、
個人的には「自分は大会社の経営者にはなれないな」とメタ認知し、落ち込む事もあります。
ただそれは、自分が面倒を見れる範囲は、ここなんだなと。
自覚できたんという事なんです。
ちょっと落ち込む反面、自分の器を自覚できたことはとても幸せに思っています。
そこから(自分の器から)逆算して、
数字も、余裕も、どちらも軽視せず大切にできる人。
今はそういう人となら働いて、ブランドを作っていきたい。
色々経験し見えてきました。
学んだことを組織実装する1年にしたいですね。
「戦闘部隊のようにゴリゴリの若手が集まって売上利益を上げる組織を作れたとして、自分は幸せだろうか。」
と考えた時、
私はそこに経営者としての幸せを感じないタイプだなと、最近自認しています。
「街のデザイン事務所」のような、
少人数で、ビジネスモデルがとても優秀で、
働いていて皆幸せそうで、余裕がありそうな。
そんな会社を作れたら良いなと思っています。
とはいえプロダクト・ブランドを作るにあたり、厳しい気持ちも必要。
とはいえ、自分を厳しい気持ちに持っていくのも、
ブランド作りには必要です。
まだ作ってる途中ですからね。ゼロイチ期というやつです。
今、仕事に本気で向き合えず、
頑張れば取れるはずの黒字を怠惰で取りこぼしちゃう人とか、
売上を軽んじる文化を作っちゃう人とか、
理由がなんであれ仕事に本気で向き合えない人とは、
あえてオブラートに包まずに書くと、一緒に働かないようにしています。
誰に何を言われようが、
批判されようが愚痴られようが、
こういう厳しさは大切にしよう、ここに厳しさがないと、
このブランドはまたこの世から無くなりかけると思いました。
この文章で「うっ」となってしまう方の採用を防ぐことが、
会社としてはブランド作りの成功につながるので、
あえてスクリーニングの意味を込めて、ちょっと盛って厳しめに書いてはいますけどね。
仕事に積極的になれない人たちにも、もちろん幸せになって欲しいけれど、
今の私の器や、今のソラノじゃ、そういう人は幸せにできない。
他のところで幸せになって欲しい。
私は事業作りの現実も厳しさも、
ある程度、他の同世代よりは知っているつもりです。
一般的な同世代とは、ゼロイチの経験数が違う。
「そんなのじゃ、ゼロイチは成り立たない。」と私が感じる価値観は、
今は気軽に受け入れちゃいけない。
受け入れると、
本来、作れるはずだった、
この世に誕生するはずだった素晴らしいプロダクトを、
作り損ねる人生になってしまう。
プロダクトにも世の中にも、自分にも失礼な、
そんな生き方は、絶対にしたくないです。
私はちゃんと、素晴らしいプロダクトを生み出すし、世の中に送り出す。
一度、消えかけたプロダクトです。
二度とそんな状況にはしないという、強い思いがあります。
ビジネスモデルとしてもうちょっと落ち着けば、
もう少しユルくても、会社を守れると思うんですけどね。
今はまだビジネスモデルを作っている時期です。
もし「厳しいことを言ってるな」と思った人がいたとしても、
「自分ごと」としてブランドを作ってみればわかる。
プロダクトを当てる。
自分たちが作り、名付けたブランドで、定年までご飯を食べていく。
自分だけでなく、所属するスタッフ皆にも、
給与を毎月、何十万、何百万と払いながら。
そんな素晴らしい人生を手に入れるのは簡単じゃないし、
特にそのゼロイチの過程は、そんなに甘くない。
だから誰に何を言われようが、どう思われようが、
ソラノデザインはちゃんと、
数字も心の余裕も、どちらも大切にする組織にする。
自分たちが作ったブランドを大切にする事で、
定年まで給与をもらい、生きていきていく。
さらに、このビジネスモデルは、年を追うごとに、徐々に余裕が生まれる。
なぜ甘さを受け入れないか、
それは、そんな未来を手にするために必要な努力だからです。
自戒を込めて、そう思います。
まとめ
色々思うところはありますし、
賛否あるだろうなとメタで見てて思いますし、
本当はもっと、
多様な人と仕事できる、
多様な人を幸せにできる「人間的な器とお金」が欲しかったですが、
現実を見て、
「自分が一緒にいれる、利益相反がない人と、
一緒にやれる範囲の会社を経営する。」
今はそう決めています。
じゃないとどうせ上手くいかない。
二兎を追うものは一兎をも得ずです。
もう4年近く携わっている、
いろんな人が、愛情をかけたこのプロダクトを、
当時の自分が自己破産のリスクを背負ってまで存続させたこのプロダクトを、作りきりたい。
とはいえこの6年の生き方は、
順調に資本集約型産業の構築に繋がっているとそこは自信を持っています。
この業界に入ったのは8年前ですかね。
システム開発を覚えWEBデザインを覚え、
データベースやらサーバーの勉強、
コーディングもマーケティングも覚え、
6年前に独立、5年前に起業。
受託制作会社を作り、プロダクト開発にも着手。
こう書くと重たい6年だったなーと思いつつも、
当時定めた目標・ゴールに向かってはいる。
MVVが固まるまで控えていた正社員採用。
約1年ぶりに業務委託組織から、
正社員での組成をこの頃進めています。
現在入社になるかも?という方と交渉中。
あとは流れです。
本気でソラノデザインの仕事が好きだったら入社して続けるでしょうし、
そこまで好きじゃなかったら続けないでしょうし、
怠惰や甘さが勝てばブランドごとなくなるでしょうし。
人は最後、自分の想いや厳しさ、甘さ、好き、嫌い、
強さや弱さ、プライドの高さ・低さに引っ張られ、
遠回りしようが近道しようが、結局たどり着くところに辿り着きます。
例えばこのコラムを読んで、プレッシャーを感じた求職者さんが何人かいたとしても。
「いや、それでもこのブランドを一緒に作る人生は楽しそう。そう思える。」
となった人は一緒に働くことになるでしょうし、一緒にブランドを成功させることになる。
反面、プレッシャーを感じて入社できないかも、となれば、
応募を見送ろうが、入社しようが、
いずれ大変な局面がどこかで訪れて、そこで心が折れて、
結局最後は一緒に働いていないでしょう。
遠回りしようが近道しようが、結局人は、たどり着くところに辿り着きます。
私もそうです。
最後にPRです。
今は求人を出していませんが下記の方々のご応募も大歓迎です。
受託事業の方ですね。
・マーケティングやプロダクト作りも楽しめる、WEBコーダーさん・WEBデザイナーさん。
・インテリアブランドの立ち上げに興味がある、WEBコーダーさん・WEBデザイナー・WEBディレクターさん。
もしご興味ありましたら、一度コーヒーかお茶でも飲みながら、
カジュアル面談しましょう。
ご応募はお問い合わせフォームから。
今月も受託業・プロダクト作り共に進めていきます。
やるべき事や姿勢、組織としての価値観が明確になり、
ぐんぐん売上も伸びています。
今後ともソラノデザインを、どうぞ宜しくお願い申し上げます。