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【2023年版】新規事業のブランディングにおいてソラノデザイン代表が考えている事を言語化してみた

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公開日:2023.03.05    更新日:2023.03.12

いつもご覧いただきありがとうございます。ソラノデザインの角田です。

 

最近自社のプロダクト作りで、1月から会社で「Eコマースプロダクトのブランディング」に取り組んでいます。

 

toC領域をスケールさせる上でどうしても必要になってくるこの「ブランディング」。

 

社内の優秀なスタッフ2人がメインでブランディング業務に当たっていただいてますが、

社長の私も流石に丸投げは申し訳ないです、通常業務終了後、この2ヶ月は毎晩ブランディングについて考えたり言語化したりしていました。

 

現在この記事を書き始めたのが2023年3月4日 22時25分、

現段階での私のブランディングの考え方を記事に書き起こしていく、

今回はそんなコラムになります。

 

目次

「ブランド」の概念から言語化していこう

ブランディングを行うに当たって、誰もがこの問題にぶつかると思います。

 

「ブランドをつくらなければいけない事はわかった。で、”ブランド”って何?」

 

私ももれなくこの問題にぶつかりました。笑

 

この項ではブランドとは何なのかについて、私の考えを書いていこうと思います。

 

ブランドは「信頼」と「憧れ」

私はあくまで自分の中でですが、ブランドというものを「信頼と憧れ」だと言語化しています。

 

言葉のニュアンス的に、ブランディングにおける私の意思決定に一番良い影響を与える言語化が上記でした。

 

例えばApple社のリンゴマーク。

 

商品にあのロゴがついている新商品が出ただけで、

  • 何か面白い新しい機能が搭載されているのかな?
  • ユーザービリティ、ユーザー体験が充実した商品なんだろうな
  • スマートでおしゃれなアイテムなんだろうな
  • 個人が普段利用する上で時代の最先端アイテムだろうな
  • もしかしたらiPodやiPhoneのように、新時代を作るアイテムなのかも

 

こんな期待を、Appleのブランドに持ってしまう方は少なくはないと思います。

 

これがブランドに対する「信頼と憧れ」です。

 

「ブランドを作る」という事は、お客様目線での「信頼と憧れ」を作る行為だと私は考えています。

 

ブランドのゼロイチを考えるにおいて

とはいえ、ブランド作りのゼロイチと、1 → 10は、同じブランディングでも業務内容が全く違うでしょう。

 

Appleのブランドチームが行う施策と、ゼロイチのブランドが行う施策は全く違うはずです。

 

ハードスキル的な部分を指しているのではありません。

 

「Appleは既に一定数の信頼と憧れを獲得している市場でシェアを伸ばしていく作業」であり、

「新規ブランドでは”信頼と憧れ”を感じてくれる初期ユーザーを獲得していく活動」を行う必要があります。

 

私たちソラノデザインが作っているプロダクトは完全にゼロイチの時期。

 

もちろん石川県のWEB制作界隈における、

企業ブランドへの信頼はここ数年の活動で少しは伸びているかもですが、

 

今回は社内にあるtoCの新規事業、屋号も別で商圏も全く違います。

 

繰り返しになりますが、完全にゼロイチの状態です。

 

 

まず最初の「信頼と憧れ」を作るにおいて、どういう活動をしていけば良いのでしょう?

 

ブランドを言語化した後に、今度はこれについて考えようと思いました。

 

まず”信頼”という言葉と”憧れ”という言葉、この2つを分解していく。

この項目を1月の誕生日前後でしたかね、考えていました。

 

色々考えているうちに、

「まず”信頼”という言葉と”憧れ”という言葉、この2つを分解していき、そこを起点に考えよう」

と思いました。

 

そこで私は下記のように”信頼”と”憧れ”という言葉を分解していきました。

 

「信頼」の言語化を行ってみる

ではまずブランドにおける「信頼」という言葉から言語化していきましょう。

  • 共感できる – 共感できるストーリーがある – 親近感がわく
  • xxxならこのブランド!と第一想起が取れている
  • 悪い商品は置いてないという安心がある
  • 購買の際、比較の必要がないように「差別化」がちゃんと行われている
  • 購買の際に「疑う」必要がない
  • 周囲で流行っている
  • 評判がよかった
  • 過去に買ってみて満足した
  • SNSでよく見かけたりする – 消費者は3回広告を見たら商品を買いやすいという単純接触効果
  • 運営元がしっかりしている
  • 怪しい感じがしない(デザインや掲載項目)

 

段々と考える項目、何をすればブランドを作れるのが見えてきましたね。

 

「信頼 」は「好意」に直結しやすいので、LTVの向上・リピート率の向上も見込めます。

 

また、新しい商品を消費者が知った時に、

「何も感じない、調べないとわからない、そもそも詳細を調べたいと思わない」状態から

「このブランドだったら良い商品かもしれない!」という、

 

消費者の「期待」と「検討」を作ることができます。これは大きいです。

 

施策を考える前に、一旦次は”憧れ”という言葉を言語化していきましょう。

 

 

「憧れ」の言語化を行ってみる

あくまでBtoC事業前提でですが、下記のように言語化してみました。

「信頼」にくらべてシンプルでわかりやすいですね。

  • 好きな有名人が使っていて私も使ってみたい!(同じようになりたい!)
  • 私もこのコンテンツで紹介されているようなライフスタイルを送りたい!
  • 私もこの写真と同じようになりたい!
  • この価値観で生きてみたい!
  • この世界観を私の生活にも取り入れたい!
  • 私もこの目標に到達したい!
  • 羨ましい、いいな、私もという感情

 

さて、これである程度ではありますが、信頼と憧れを分解・言語化できました。

(かなりシンプルに簡略化しています)

(本コラム内で紹介しているのはあくまで一例です)

 

新規事業のブランディングなので、イノベーター理論との兼ね合いを考える

 

この項目では、分解した「信頼」と「憧れ」からTODO(やる事リスト)を作る前に、

新規事業のブランディングという事で、

イノベーター理論との兼ね合いを考えていきたいと思います。

 

 

このコラムではイノベーター理論の説明については上記の画像だけにして割愛しますが、

新規事業ではアーリーアダプターを獲得する必要があります。

 

むしろマーケターの間では、「アーリーアダプターを獲得できるかどうかで新規事業が上手くいくかどうか決まる」と言われてるくらいです。

 

アーリーアダプターには下記のような特徴があります。

  • 流行に敏感
  • 自ら情報収集を行う
  • 拡散力が強いオピニオンリーダータイプ
  • 常識的な価値観を持ちながら、新しい価値観を受け入れられる(イノベーターやラガートほど個性つよつよではない)
  • ブランドや商品のファンになりやすいタイプの人種 – 何かのファンになりやすい性格
  • 社交性が高く社会やコミュニティと積極的に関わる

 

 

繰り返しになりますが、新規事業ではアーリーアダプターを獲得する必要があります。

 

となれば、ブランディングのゼロイチを行うにおいて、

先ほど分解した「信頼と憧れ」の中から、

アーリーアダプターに当てはまるものをピックアップして優先順位を決め、施策を練っていかないといけません。

 

つまりこれから洗い出す施策を、イノベーター理論を軸に

  • ゼロイチのブランドで行う事
  • 1→10の段階で行う事

 

に分類していきます。

 

信頼と憧れを分解したモノ × イノベーター理論を基に、ブランディング目標を考えていく

 

まずはこれまで行った作業を整理しましょう!

 

信頼と憧れを分解すると下記のようになりました。(私の感覚で作った場合です)

  • 共感できる – 共感できるストーリーがある – 親近感がわく
  • xxxならこのブランド!と第一想起が取れている
  • 悪い商品は置いてないという安心がある
  • 購買の際、比較の必要がないように「差別化」がちゃんと行われている
  • 購買の際に「疑う」必要がない
  • 周囲で流行っている
  • 評判がよかった
  • 過去に買ってみて満足した
  • SNSでよく見かけたりする – 消費者は3回広告を見たら商品を買いやすいという単純接触効果
  • 運営元がしっかりしている
  • 怪しい感じがしない(デザインや掲載項目)
  • 好きな有名人が使っていて私も使ってみたい!(同じようになりたい!)
  • 私もこのコンテンツで紹介されているようなライフスタイルを送りたい!
  • 私もこの写真と同じようになりたい!
  • この価値観で生きてみたい!
  • この世界観を私の生活にも取り入れたい!
  • 私もこの目標に到達したい!
  • 羨ましい、いいな、私もという感情

 

上記の項目から、下記のアーリーアダプタに当てはまる項目を照らし合わせピックしていきます。

  • 流行に敏感
  • 自ら情報収集を行う
  • 拡散力が強いオピニオンリーダータイプ
  • 常識的な価値観を持ちながら、新しい価値観を受け入れられる
  • ブランドや商品のファンになりやすいタイプの人種 – 何かのファンになりやすい性格
  • 社交性が高く社会やコミュニティと積極的に関わる

 

エクセルやGoogleスプレッドシートでまとめていくとわかりやすいかもしれません。

 

前項のアーリーアダプターの特徴(流行に敏感・流行してから買うのではなく自分で情報を集め調べて買うなどの特徴)を思い出しながら作業してみましょう。

 

整理した結果、下記のようになりました。

ゼロイチフェーズで到達すべき目標(アーリーアダプター獲得に必要な目標)には「○」マークを、

ゼロイチ後に到達すべき目標には「▲」マークをつけてまとめました。

甲乙つけがたい項目は「●」マークで表現しています。

 

ちなみに並び順もわかりやすいよう並び替えています。

  • ○ 共感できる – 共感できるストーリーがある – 親近感がわく
  • ○ 悪い商品は置いてないという安心がある
  • ○ 購買の際、比較の必要がないように「差別化」がちゃんと行われている
  • ○ 購買の際に「疑う」必要がない
  • ○ SNSでよく見かけたりする – 消費者は3回広告を見たら商品を買いやすいという単純接触効果
  • ○ 運営元がしっかりしている
  • ○ 怪しい感じがしない(デザインや掲載項目)
  • ○ 私もこのコンテンツで紹介されているようなライフスタイルを送りたい!
  • ○ 私もこの写真と同じようになりたい!
  • ○ この価値観で生きてみたい!
  • ○ この世界観を私の生活にも取り入れたい!
  • ○ 私もこの目標に到達したい!
  • ● xxxならこのブランド!と第一想起が取れている
  • ● 評判がよかった
  • ▲ 好きな有名人が使っていて私も使ってみたい!(同じようになりたい!)
  • ▲ 周囲で流行っている
  • ▲ 過去に買ってみて満足した
  • ▲ 羨ましい、いいな、私もという感情

 

注意ですが、「○」マークをつけた項目も、「▲」マークをつけた項目もどちらも重要です。

 

ただリソースが限られる事の多い新規事業のブランディング、

優先順位はしっかり決めて施策を行わなければいけません。

 

この全ての施策を頭に入れて優先順位の高いものにアクセルを踏み、他の項目は徐々に形作っていけば良いと考えています。

大切なのは「全ての施策を頭に入れつつ」「優先順位を決める」事です。

 

 

ブランディングを行う上で施策を洗い出していく

ここまでで既に読み疲れるレベルかもしれません、ご一読いただいております皆様、ありがとうございます。

 

ここまではブランドという概念の分解や言語化を行ってきましたが、ここからは施策の洗い出しです。

 

先ほど洗い出した目標設定を用いて、ひとつひとつ施策を洗い出していきましょう。

 

○ 「共感できる」とユーザーに感じてもらうために行うブランディング施策

共感を作る、もっと分解すると親近感や応援したい気持ちです。

 

わかりやすく例えるのであれば、芸能人の経歴やこれまでの苦労、制作過程やミュージシャンの熱い思いなどに影響されて、その対象をもっと好きになった事がみなさんあると思います。

 

共感を作るにはストーリーが重要です。

 

「ブランドストーリー」と検索すれば色々な文献が出てくると思いますが、

 

  • ブランド作った思いや背景
  • 起源になった感情や経験
  • ブランドのこだわり
  • ブランドの社内の作業風景や頑張っている事

 

などを言語化し、

 

また言語化するだけではなくコラムや動画などのコンテンツを作り、

ユーザーに伝わるように設計していく作業です。

 

共感できるストーリーがある、親近感がわく、

そんなブランドを作っていきましょう。

 

○ 「悪い商品は置いてないという安心がある」とユーザーに感じてもらうために行うブランディング施策

こちらは商品選定がとても大切です。

 

良い商品を選ぶことも大切ですが、何より大切なのは、

悪い商品を置かない事を徹底する事。

 

ここはマニュアル化しやすいかもしれません。

 

 

また、商品選定におけるこだわりや思いをユーザーに伝えていきましょう。

 

ちゃんと良いものを取り揃えている事を文章やコンテンツで訴求していく事が大切です。

 

選定基準なども発信していくと良いでしょう。

 

大事なのは「伝わるコンテンツ」にすることです。

 

ブランドコンセプトが作り終わった後、「それが伝わる」ように「コンテンツ設計」を行わなければいけません。

 

ちょうどソラノデザインは今このフェーズにいます。

 

○ 購買の際、比較の必要がないように「差別化」をしっかりと行う

個人的にはブルーオーシャンでのプロダクト作りはあまり苦手というか、

博打になってしまう感覚があります。

 

そこに競合が存在しないのは、そもそもニーズがないからかもしれないからです。

 

「レッドオーシャンの市場に、隙間を見つけて置きにいく事業」のほうが、

俗っぽい言い方をすればお金を稼ぎやすい = ビジネスになりやすい気がします。

 

ただそこで重要なのが差別化です。

 

競合他社を洗い出し、そこと自分のブランドの何が違うのか、一つ一つ洗い出していき独自性を出していきましょう。

 

「金沢でSEO対策をお願いするならソラノデザインだよね」といったように、

「○○で××ならこのブランドだよね!」と第一想起を取れるとビジネスでは勝ちです。

 

 

そしてもう一点注意なのが、差別化は「他者と違いを作ればそれでOKではない」という事です。

 

ビジネスモデルが真似されやすい今の時代、

「参入障壁を作る活動 = 差別化」と捉えても良いと、私は考えています。

 

例えばソラノデザインでいうと、今まで積み上げてきたコラム等でのコンテンツマーケティングですね。

 

一朝一夕で作れるコンテンツ量ではないと思いますし、

またコンテンツ内の「独自性」が強いことも意識し参入しづらい、「ネットで調べたら同じようなコンテンツが山のようにある状態」にならないように気をつけつつ、

 

法人化してからのここ2年半、コンテンツを書き溜めてきました。

 

同じように「参入障壁を作る活動」が「差別化」になるケースは多いです。

 

「差別化」という単語を深く捉えた上で施策を練りましょう。

 

○ 購買の際にユーザーが「疑い」を持たないように行う施策

 

ECの場合は送料、仕様、実際の使用感を画像や動画で伝える、

商品詳細ページでしっかり商品を説明する、

商品が届く前に、注文する前にユーザーにとってこの商品を買うことによる自分のBeforeAfterが解像度高く認識できようにコンテンツを設計していく作業になります。

 

 

「買う理由」を増やすより、「買わない理由」を減らす作業のほうが大切です。

(本の受け売りですが)

 

運営元がしっかりしていることをデザインやテキストで示すことも大切でしょう。

 

弊社ではスタッフから動画が刺さるのではないか、使用感がわかるのではないかといった声が上がってきました。

こういった施策は「買わない理由を減らす」一因になるので、積極的に行っていきたいです。

 

○「 SNS等でよく見かけたりする」状況を作り上げる

消費者は3回広告を見たら、消費者は商品を買いやすいという「ザイオンス効果(単純接触効果)」という有名な心理効果があります。

 

ターゲットのユーザーがよくブランド名を見る機会があるように、

 

「インスタの投稿に必ずロゴをつける」などを大切にしましょう。

 

また、コンテンツの発信頻度、広告なども大切です。

 

ここは新規事業では気合い・パワープレイでコンテンツを量産している会社さんが多い気がします。

キャッシュリッチな会社さんは広告にとんでもない金額を投資しますかね。

 

○ 「運営元がしっかりしている」とユーザーに感じてもらうために行うブランディング施策

会社名や、なぜこの会社がこのブランドを作っているのか、

真っ当な会社なのか、しっかりと表記していく事が大切です。

 

また、ここでもブランドストーリーが活きるでしょう。

 

なんとなくお金儲けをしようとしてるんじゃないんだな、

ちゃんと意図があって、このブランドはサービスを提供しようとしているんだな、

というコンテンツやデザインでの訴求が大切です。

 

○「 怪しい感じがしない」とユーザーに感じてもらうために行うブランディング施策

ここは前項で触れた項目も大切ですが、

WEB上やパッケージといった面では、デザインの粒度もとても大切になります。

 

よくわからない外国語が書かれたサイトやパッケージに対して、

理由のない不信感が沸く日本人が一定数いるように、

 

デザインや見た目が「怪しさ」を作ってしまう事があります。

ここはデザイン時留意していきたい点です。

 

また、弊社のEコマース事業ではAmazon Paymentの導入を検討しています。

 

ブランド初期のフェーズでどうしてもクレジットカードを切りたくないユーザーに対して、

Amazonさんのブランドの力を借りて購買の意思決定を後押しできるからです。

 

○「 私もこのコンテンツで紹介されているようなライフスタイルを送りたい!」とユーザーに感じてもらうために行うブランディング施策

ここからは憧れの構築で必要な項目です。

 

弊社の新規事業がEコマースなので、それを起点に洗い出した項目になります。

 

まず原点として、商品単体に憧れる事は今の時代少ないです。

Appleの製品、Macbookも、「macbookを使ったライフスタイル」に憧れて消費者は商品を購入します。

 

ここを訴求するのもコンテンツなのですが、画像や動画が持つ影響は相当大きいです。

 

「消費者がこのライフスタイルに憧れる」

 

事を大切に、写真や撮影内容、動画やコンテンツを設計していきましょう。

 

小売ビジネスでは、撮影コストはかけていってもコスパが良いのかもしれません。

 

Eコマースにおける写真撮影等で最も大切なのは「プロショット」「商品単体の写真」ではなく、

「ライフスタイル」を訴求する「親近感がありつつ綺麗な」写真や動画なのではないかなと、

ソラノデザインのメンバーは考えています。

 

 

社長の私も「撮影用・ライフスタイルの訴求コンテンツ作りにコミットしてくため」に今賃貸を借りるかどうか悩んでいる状況です。

 

○ 「私もこの写真と同じようになりたい!」とユーザーに感じてもらうために行うブランディング施策

 

この項目も前項とほとんど同じですね。割愛いたします。

 

○「 この価値観で生きてみたい!」とユーザーに感じてもらうために行うブランディング施策

 

こちらの項目は前項で書きました撮影系の施策にプラスして、

文章や会話動画等で訴求していく必要があります。

 

写真だけで価値観軸を訴求していくには限界があります。

 

文章でしっかりと、ブランドが消費者に提供したい価値観を訴求していきましょう。

 

○ 「この世界観を私の生活にも取り入れたい!」とユーザーに感じてもらうために行うブランディング施策

 

世界観作り・・・・これはとても大変です。

 

例えばわかりやすく言うと国民的アニメの「ルパン3世」や「ジブリ映画」、

この世界観が好きでリピートして見てる、新作が出たら見てるという方は多いのではないでしょうか?

 

この世界観を作れたら事業は伸びるのですが、

これはテレビプロデューサーのようなセンスや市場調査力が必要で、

感性とPDCA、ユーザーインタビューの数の総数によって確立までの期間は変わってくると考えています。

 

人を魅了する世界観、作れると良いのですが、これまで洗い出してきた項目のなかで一番難しい施策かもしれません。

 

ただ、一度ユーザーに刺さる世界観を作り上げてしまえば、後はブラッシュアップしていくだけ。

 

ゼロイチの初期のみ属人化はあるかもですが、

1→10の時期は属人化しない事は、持続可能な良い事業を作るという上で魅力ですよね。

 

○ 「私もこの目標に到達したい!」とユーザーに感じてもらうために行うブランディング施策

こちらも写真・動画・文章、訴求したい内容やブランドに合わせて、

訴求してきたい項目になります。

 

大切なのはコンセプト作りだけでなく、

作ったコンセプトをいかにわかりやすくユーザーに伝えるか。

 

特に初見のブランドのWEBサイトなんて、ユーザーは細部まで読み込んでくれません。

いかにわかりやすく、SNSのプロフィール欄やトップページで、

コンセプトをユーザーに伝えるかが大切になってきます。

 

また、ファンマーケティングの本にはよく、

「人はシンプルなものにしかファンにならない」

という言葉が載っていたりします。

 

言い換えると、伝わりやすさが大切という事ですね。

 

● 「xxxならこのブランド!」と第一想起が取れている状態にする

こちらは差別化の項でも少し触れましたが、

競合と戦う上で、自社のブランドのポジションを市場の上で確立していく事は大切です。

 

自社の強みや競合の規模感等を照らし合わせ、良い差別化ポイントをブランドコンセプト作りの際に進めていきましょう。

 

有名な手法として3C分析SWOT分析がありますね。

 

●「評判がよかった」とユーザーに感じてもらうために行うブランディング施策

シンプルにこれはユーザーの信頼や憧れを獲得しやすいです。

 

当たり前ですが、できる限り気が利いた、お客様に寄り添ったサービスの提供は徹底しましょう。

 

 

▲ 「好きな有名人が使っていて私も使ってみたい!(同じようになりたい!)」とユーザーに感じてもらうために行うブランディング施策

少し事業が伸びた時やお金がある時に行いたいのが、

インフルエンサーや有名人さんにお願いしてブランドを紹介してもらうという、ベタな施策です。

 

「自社ブランドのユーザー層が影響を受けやすいインフルエンサーの選定」が一番大切なタスクになると思います。

 

この項目はアーリーアダプターには刺さらないので、

余裕がない場合はゼロイチ後に行いましょう。

 

私自身も今の事業のゼロイチが終わった後、

0から10まで、全てのフェーズを経験できる事を、知的好奇心的な側面で楽しみにしています。

 

余談ですが、この経験を通れば、ソラノデザインはECコンサルの事業や物販コンサルの事業でトップ層になれる気がしています。

 

▲ 「周囲で流行っている」とユーザーに感じてもらうために行うブランディング施策

いわゆるUGC(ユーザージェネレートコンテンツ)と言われるものを作る施策もそうですし、

広告施策もそうですし、ここの施策は多岐にわたります。

 

「とにかくブランドの露出を増やす事」です。

 

具体的な施策はどちらかというとマーケ施策寄りですので、このコラムでは割愛します。

 

▲ 「過去に買ってみて満足した」とユーザーに感じてもらうために行うブランディング施策

こちらもニュアンスが違うだけで、前項と重複する内容ですね。

ゼロイチ時も1→10時も大切みたいです。

 

サービスの充実化やカスタマーに寄り添ったサービス提供が大切です。

 

ここは施策というより、ブランド内の組織作りや文化作り、

再現性の高いマニュアル作りが大切になってきます。

 

▲ 「羨ましい、いいな、私もという感情」とユーザーに感じてもらうために行うブランディング施策

コンテンツの発信内容を、この施策を起点にブラッシュアップしましょう。

 

どうすれば「羨ましい、いいな」と感じてもらえるのか、

ブランドや商材によって違うかもしれませんが、

ここを起点にしたコンテンツ設計をチームでブラッシュアップしていく事が大切です。

 

 

施策を細分化していく前にペルソナを決める(できるだけファクトベースに仮説を立てる)

さてここまででやらなければいけない大枠は見えてきました。

 

ここから行うのが「コンテンツ設計」です。

 

前項で「わかりやすく」「伝わるように」コンテンツを作る事が大切だと記載しましたが、

「誰に伝えるのか」が見えてないとコンテンツ設計・Todoリスト作りは難しいです。

 

ここではペルソナを明確にしていきましょう。

 

2020年だったか2021年に書いたこのペルソナの記事があるので、

ペルソナに関する説明は一旦この記事では割愛します。

 

ペルソナ記事もここ2年で学んだ事や最近先輩から教えてもらった事含め、後日ブラッシュアップしていきたいと思います)

 

ペルソナを基に施策を細分化(ToDoリスト)を行っていく

やっとここまで辿り着きました。

 

ブランドコンセプト作りが終わり、ToDoリストを作っていくフェーズで大切なのは、

「コンテンツ設計」です。

 

このコンテンツ設計、発信していく内容や媒体の設計のために、

これまで色々分解してきました。

 

コンテンツ設計において大切なものはざっくりと下記になります。

  • 誰に伝えるのか(新規事業の場合はアーリーアダプターのペルソナ)
  • 何を伝えるのか
  • どうすれば伝わりやすいか
  • どうやって伝えるのか
  • 何を使って伝えるのか(SNSやブログ、オフライン等…)

 

いわゆる5W1Hを決めていく作業です。

 

コンテンツ内容を作り込んでいく前に、この「コンテンツ設計」を明確にする事でより効率良く事業を伸ばしていけます。

 

例えば

  • インスタに投稿する事リスト(テーマのみ、投稿内容は後日)
  • どのチャネルでどのカテゴリのコンテンツを出していくか設計(相性等を起点に)
  • ブログやコラムの内容(テーマのみ)リスト
  • 投稿頻度

等を設計していく作業ですね。

 

ブランドを象徴するものを言語化する

その後、もしくはブランドコンセプト作りの段階で、

 

「ロゴ」や「短いキャッチコピー」など、シンプルで伝わりやすい、

ユーザーに「あ、これはあのブランドだ」と想起させるテキストやデザインを準備しましょう。

 

コンテンツを発信していう上で、ユーザーのブランドに対する接触頻度は上がっていきます。

 

タイパよくユーザーにブランドを覚えてもらうために、

ロゴを印象付けたり、一文でブランドコンセプトの概要を印象付けたり、

そういった効率化はとても大切です。

 

ここを上手く動画コンテンツやテキストで長年訴求されているのが、

大塚製薬さんの商品、ポカリスウェットです。

 

「喉が渇いたら・水分不足だったポカリスウェット」と、

ほとんどの日本人に、商品ブランドのコンセプトをシンプル化して、

「伝え切ることに成功」されている凄い事例だと思います。

 

この項目も詳細まで記載していくと長くなりますので、別記事にまとめていこうと思います。

 

圧倒的インプレッションを獲得する

ブランドコンセプトが決まり、発信していくコンテンツの内容が決まり、

あとは「コンテンツを発信していくだけの状態」になれば、

 

「圧倒的にリーチ数を獲得する」事が重要です。

作ったコンテンツを、できる限り多くの人に見てもらえるようにする作業です。

 

SEO対策、Googleのアルゴリズム理解、

ユーザーの回遊率・読了率が上がるサイト設計、

離脱を下げるサイトの表示速度の改善、画像の読み込みを効率化するプログラミング、

広告施策、SNSのアルゴリズム理解、安定したサーバーの設計・・・

 

全て私がこの3年で全力を投じて学んできた事ですので、自信がありますし、

石川県ではかなり市場と信頼を勝ち取れてきた気がします。

 

社内のプロダクトでは、私がこの3年で学んだリーチ獲得のノウハウを全部突っ込もうと思っています。

 

もし読んでいただいている企業の方で、このフェーズを委託する先を探していますようでしたら、

是非弊社ソラノデザインへご依頼ください。

 

 

最後だけ営業トークになってしまい大変恐縮ですが、

ここまでお読みいただいた皆様、誠にありがとうございました。

 

今後ともソラノデザイン合同会社を、何卒、宜しくお願い申し上げます。

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