公開日:2020.04.22 更新日:2020.06.28
目次
Adobe XD、Illustrator、Photoshop、それぞれの特徴を簡単にご紹介!
こんにちは、金沢のWeb制作事務所、ソラノデザインの角田です。
今回はAdobeのソフトについてまとめた、Webデザイナーを目指してる方に向けた記事を書こうと思います。
まずデザイナーとしてWebデザインの勉強を始めた時、XDやIllustrator、Photoshopなど、ソフトの種類が多くて困ってしまいますよね。
各ソフトにはそれぞれ得意分野があるので、その得意分野をまとめつつ、実際の業務でどの程度の割合で各ソフトが使われているのかを含めて、記事にまとめさせていただきます!
Adobe Photoshop
まずは言わずと知れた有名ソフト、「Adobe Photoshop」です。
Photoshop(フォトショップ)はその名の通り、画像の加工が優秀なソフトなので、Webデザイナーを目指す方は必ず必要になるアイテムです。
Webデザイナーを目指す方の中には、「イラストを書く力を仕事に活かしたい」というかたは多くいます。
しかし、実際は画像や写真の方が、ホームページに使われる割合は多いです。
もちろん、イラストは描けるに越したことはありません。
Webデザイナーをやっていても、「イラストは書けない」といった方は多くいますので、「イラストを書けること」は、デザイナーライフにおいて大きな強みとなるでしょう。
しかし、写真や画像もとても大切です。
なぜならクライアント様は、堅実なIT企業であったり、建築屋さんであったり、制作するホームページの業種は多種多様で、「イラストを使ったポップなデザイン」を行うとクライアント様の求めるイメージ像とズレてしまうことも多々あります。
まずは基本の「写真、画像」の加工をハイクオリティで行うためにも、Photoshopはマストアイテムなんですね。
具体的には、ホームページの色合いと合うように明度や彩度を調節したり、場合よっては合成画像を作成できるのが、このPhotoshopです。
ちょっとした影をつけたい、画像の一部をぼかしたい…などにも使えますね。
他のどのソフトよりも「画像、写真」の処理に優れているのが、このPhotoshopです。
実務では画像の加工からデザインの制作まで、全てPhotoshopで完結させるデザイナーさんは多いです。
Webデザイナーを志す方は、まずこのPhotoshopから使ってみましょう。
Adobe XD
Adobe XDは写真の加工はほんの少ししかできませんが、ホームページのデザインを行うにおいて、かなり優秀なツールです。
何より動作が軽い事が気に入っています。
実際に各ソフトを動かした際、動きの軽さはXDが段違いで軽いです。
具体的なXDの特性を解説する前に、「グラフィックデザイン」と「UI・UXデザイン」の違いを知る必要があります。
なぜならPhotoshopと違いXDは、「UI・UXデザイン」に優れたツールだからです。
グラフィックデザインとはその名の通り、「見た目重視の」デザインになります。
本当はもっと細かく定義があるのですが、今回は一旦、ビジュアル重視のデザインと認識してください。
対して「UI・UXデザイン」は、ユーザーインターフェイス、ユーザーエクスペリエンスに特化したデザインと言えます。
つまりユーザーにとっての使いやすさ(ユーザーインターフェイス)、ユーザーがホームページを閲覧する事で得た体験(ユーザーエクスペリエンス)に特化しているんですね。
ホームページは見た目が良ければいいというわけではありません。
ボタンの配置がユーザーにとってわかりやすく便利か、リンク先はこのページで良いのか、ここにお問い合わせへのリンクを配置すれば、ホームページからの集客力を高められないか…
など、ホームページでUI・UXデザインの持つ役割はとても大きいんですね。
ちなみにソラノデザインでは、画像の加工のみPhotoshopで行い、基本的にXDでWEBデザインを行う事が多いです。
Illustrator
Illustrator(イラストレーター)、通称イラレは、その名の通りイラストを描く事に特化しています。
昔はXDが無かったので、WEBデザインによく使われていました。
今でもイラスト重視のデザインをされるWEBデザイナーの方で、Illustratorを愛用している方は今でも多いですね。
細かいパスの描画に適しているので、ソラノデザインではよくロゴの作成に使用しています。
また、紙媒体(チラシ、レター、パンフレット)などのデザインは必ずIllustratorを使用しますね。
XDはWEBのUI/UXデザインに特化、Photoshopは画像に、Illustratorはイラストや紙媒体に特化….といったイメージでしょうか。
結局どのソフトを使えばいいの?
詰まるところ、Webデザインはどのツールでも可能なのですが、デザイナーさんの特徴や強み、やりたい事によって、使うツールが変わるのです。
イラストに強いデザインはIllustrator、UI・UXを重要視するデザイナーさんはXD、写真加工しつつデザインを仕上げたい方はPhotoshop…といった具合です。
まずは自分がなりたいデザイナー像、自分の向き不向きなどを客観的に捉え、効率よくWEBデザインのソフトを学習することがおすすめです。
自分はWEBデザインをやりたいのか、イラストを書きたいのか….など、後になって後悔しないよう、最適なソフト選びと、最適なデザインライフのスタートを切りましょう!