公開日:2025.05.20 更新日:2025.05.20
いつもご覧いただきありがとうございます。
ソラノデザインの角田です。
半年〜1年ほどぶりに気分も調子も良いと前回のコラムで書いた矢先なのですが、
最近、私の周りで話題なのが、「各種SNSのオーガニックリーチ低下問題」です。
周りの事業家が集まった時は皆、
AIの話とEMVの話しかしてないんじゃないか、というくらい、
時事ネタ中の時事ネタですよね。
※EMV・・・・SNSのシェアやリツイート、口コミ記事、プレス掲載など、自社が直接支払わずに得られたメディア露出
かつてはフォロワーに無料で届いていた投稿も、
プラットフォーム側の「ペイ・トゥ・プレイ(有料優先)」化でリーチが激減しています。
実際、2025年第1四半期のInstagramではEMVが前年同期比28%も低下とのこと。
これは自社データでなく、世の中全体のデータです。
”「ソーシャルメディアは終わった」とマーク・ザッカーバーグは言う”
といった記事が2週間ほど前に回ってきたマーケッターさんも多いと思います。
WEB業界では有名なニュースです。
その記事では「“友達”が投稿したコンテンツを閲覧する時間の割合」が、過去2年間でFacebookでは22%から17%に、Instagramでは11%から7%に減少していることを明らかにした。」とありました。
その事をマーク・ザッカーバーグが嘆いたという事は、
いわゆるBtoCのアカウントがリーチを拡大する事で、
CtoCのアカウントリーチやリードが減ることに対して、
不満に近い何かを感じているのだと思いました。
つまり、Instagramの望む世界は、
私たちのような企業が情報をカスタマーに伝える媒体としてInstagramが活躍する世界ではなく、
個人個人が密に繋がる補助をするプラットフォームとしてInstagramが活躍する世界なのではと。
そうなるとEMVのこの変化は、納得なのかもしれません。
しかし、弊社も弊社の顧客様も、この時代の変化、EMVの変化にはわりと打撃をくらいました。
一個人としては、資本主義に飲み込まれない姿勢は好きなのですが、
実業では大きな弊害です。
戦い方を見直し、
なんとか立て直したといった2025年前半でした。
とはいえプラットフォーム側のゲームチェンジなどよくある事。
これまで同様、時代に合わせて戦い方を変えればいい。
それだけの話です。
SEOも、AIへの対応アルゴリズムでどうなるかわからない中、
8月から6期目を迎えるソラノデザイン合同会社では、
私(代表角田)の年収をとりあえず300万〜400万ほどに抑えてみようかと思っています。
法人化を行った際に一度がっつり年収は下げましたが、
法人化後、年収を下げるのは初めてです。
そして強がりでもなく本音で、何故かワクワクします。
中長期で見ると、ここ1年で本気を出すかどうかで、色んな事が変わるなと感じますし、
年収やプライドより事業投資が重要だと判断できてる今の自分の意思決定粒度に、
自信と、確かな未来を感じています。
1万でも2万でも、余ったお金は全て、事業の成長にオールインすべき時期だなと判断しました。
不思議なもので人間、どれだけ賢い人でも、変なプライドで失敗するなんて事はザラにあります。
年収を下げる方が事業が伸びるなら。
事業を愛するなら。
300〜400あれば生活コストが賄えるなら。
変な欲や変なプライドを気にせず、事業成長を取る意思決定ができる自分であるべきです。
それに、それくらいの覚悟がないと、
「WEB制作会社と通販会社を同時に、望むレベルまでスケールさせるなんてできない」と感じ始めました。
つまりまだまだ「事業作り」に対して、
私は愛と覚悟が足りないなーと思っています。
たいてい、中途半端な愛情と覚悟で取り組んだ物事は、
中途半端な結果にしかならない物です。
20代は正直、WEB制作会社を作るなんて簡単だった、
と内心、調子に乗っていたこともあった私です。
年商4千5千くらいまではスムーズでした。
しかし、今はもう32歳。
ここ1年は思うような伸び率にもならず。
さらに20代が終わり、中年になりコウベが垂れてきました。
むしろ最近は、才能に欠ける自分に落ち込むことが多いくらいです。
自分は皆と違って、32歳で「億」は超えられなかった。
そういう才能なんだなと、数字での情けなさもあります。
「ちゃんと気合い入れないと、2事業スケールは不可能だ。」
真剣に考え始めました。
ようやく元気が出た矢先ですが、
4期目〜5期目は人生で初めて、年商の成長が鈍化した2年。
同じ轍は踏みません。
流石に6期目は本気で、勝負です。
また歳を重ね、
「年収じゃない、大切なのは、ライフスタイルだ」と、感じ始めたことも、
年収を下げてまで事業投資しようと思った一因です。
ポスターをデザインしたり、顧客様のPLに貢献する”残りの人生”を作っていきたい。
キャッシュ・時間含め、私の全リソースをつぎ込んで、
そろそろ今持っている手持ちの2事業を完成させる。
それが目標ですかね。
頑張ると言っても、
過労や体調もあいまって思考がクリアではなかった去年のような状態は避けつつ。
このクリアで好調な自分を保ったまま、アクセルを踏んで行きたいです。
そのためには情報や施策を整理し、
モチベーションを維持すること。
自分のモチベーションと、心を守るために。
忘れるべきは真剣に忘れ、
そしてなにより、集中するべき事業に真剣に向き合うこと。
また、集中できる環境を作ること。
これらを徹底し、事業を成長させます。
また、変な感覚ですが、「この事業は日の目を見るべき事業」な気がするんです。
自分の年収だとかなんだとか小さいことを気にせず、完成に向けちゃんと1年動いてみようと思いました。
6期目の本気度を保つためにも、私なりに“次の一手”を整理してみます。
(ここに記載するのは主にtoC事業で行う戦略です)
まずは有料広告の再構築 です。
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Pinterest広告 の導入:
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ターゲットとの親和性が高く、低CPCで効率よくリーチできます。
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商品イメージやコーディネート写真を「ピン」として蓄積・拡散し、半永久的にオーガニック流入も狙えるのが魅力です。
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LINE公式アカウント+LINE広告:
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既存顧客の友だち化でリピートを強化しつつ、友だち追加広告で新規層を獲得。
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クーポン配布やメルマガに近い形で“癒し”を届け、LTVを向上させます。
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次に オーガニック施策のブラッシュアップ。
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コラム&ブログ の更新を加速し、SEO流入はそのまま母集団づくりに活用。
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Pinterest公式アカウント で定期的に、企画系の投稿例をピンして、ユーザー参加型のUGCを増やします。
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リファラル(紹介)プログラム を導入。口コミによる信頼性の高い新規獲得を目指します。
さらに、 リターゲティング広告 を徹底。
また、縦型ショート動画の量産により、各種SNSに本気で参入。
オーガニックでのフォロワーへのリーチが滞りやすい今、
わりと動画とリタゲが肝になってくると思っています。
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ECサイト訪問者にはFacebook/Instagram、Google、Pinterestそれぞれの追跡タグで再アプローチ。
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カート放置者には特別クーポンを自動配信し、離脱を防ぎます。
最後に、 PDCAを回すための小さな仕組み。
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月次でKPI(CPC、CVR、ROAS)をチェックし、クリエイティブと入札戦略を微調整。
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3ヶ月ごとに「代表角田の月収=広告投資」のバランスを再検討し、本気度を数字で見える化します。(ここが辛いですが、競合が真似できないであろう背水の陣。)
時代の節目です。
少し気合いを入れないといけない時期なのですが、
ここ1年ほどは上手く気持ちが入らないこともありました。
しかしようやく、かなり気合いが入りました。
ソラノデザイン合同会社は、おそらくですが来期、大きくスケールします。
そしてtoB事業のお客様には、
「通販事業立ち上げで得た広告やSNSの知識」を必ずより還元し、
自社も、顧客様も、PLベースで、数字で、結果を出し貢献する。
より会社として走り抜けようと思います。
そして、来期はお金がないので。
尊敬する先輩経営者の皆様に、何卒、沢山ご馳走になろうと思っております←
面白い知見をたくさん得て、周囲に還元しつつ、
価値のある事業を完成させる。
そんな6期目になれたらいいなと思っております。
なんだか自分を取り戻したような気分です。
春っぽい歌に癒される日々。
音楽を楽しめる心の余裕が戻ってきた事が嬉しい。
頑張っていきます。
最後に「あなたはあなたが妥協したものになる」と言い放ったジャニスさんの曲も。