公開日:2020.04.27 更新日:2020.04.27
目次
オウンドメディアでよくある失敗事例について
こんにちは、金沢でホームページ制作屋を営んでます、ソラノデザインです。
近年、「オウンドメディアサイト」が企業内のWEB集客手法として流行っていますよね。
中には、「オウンドメディアは成功しない」と、投げ出されてしまう企業さんもいらっしゃると思います。
しかし効果的な運用施策の方針決定と、簡単なSEOライティングの知識で、オウンドメディアの集客力は大きく変わります。
今回はソラノデザインが見てきた、オウンドメディア運用の失敗事例を元に、「オウンドメディアサイトの理想的な運用方法」について、記事を書きたいと思います。
記事のターゲット選定が間違っているオウンドメディア
一番よく見る事例が、この「ターゲット選定」のミスによる失敗です。
記事を書く際、「どんな層に読んで欲しいのか」を意識したライティングを行う必要があるんですね。
例えば今ご覧になっているこの記事は、「オウンドメディアに失敗したくない・失敗した企業のWEB担当者様」がターゲットとなっております。
私のWEBマーケティング施策が正しければ、今記事をお読みになっているあなたは、「オウンドメディアに失敗したくない・失敗した企業のWEB担当者様 / 管理職様」であるはずです。
企業のWEB担当者様の目にとまるのは、WEB制作業者としてはプラスですし、新しい人脈作りにも繋がるでしょう。
何が言いたいのかといいますと、この記事のように、書く前にどういった層をターゲットにした記事を書くのかできるだけ細かに選定する事が、オウンドメディア運営成功への第一歩だという事です。
例えばこの記事では、「ビジネス上の目標(KGI)」を「新たな見込み顧客様に認知してもらう」事とし、
そのターゲット層の一端である「オウンドメディアサイトに携わる企業のWEB担当者様」の利益になるような、ニーズに応えられるような内容の記事を書いているわけですね。
このターゲット層の選定を記事ごとに行っていない・もしくは間違っているオウンドメディアは、総じて失敗してしまいます。
例えば私が、「新しい実績を追加しました!」というタイトルの記事を書いたとします。
当然、検索では「新しい 実績」「実績 追加」などの検索ワードでその記事が引っかかる事になるでしょう。
そこで考えてみてください。
「新しい 実績」「実績 追加」などの検索ワードで記事を見たユーザーは、果たして記事の内容に満足するでしょうか?
もしかすると、WEB制作に興味がないユーザーかもしれませんし、記事の内容は検索結果から流入したユーザーが求めている情報とは大きくかけ離れている可能性が高いです。
逆に、私の方からもそのユーザー様に対して、なにかメリットがあるものを提供する事はできないでしょう。
ビジネス上の関係やオウンドメディアでのセールスは、「双方にとって利益がある場合」に成り立つものです。
オウンドメディア運用で成功するためにはまず、記事を作成する前に、「どんな層にニーズがあるのか」を明確にし「検索キーワードがどんなものになるか想定」した上で、記事のタイトルと内容を決めましょう。
見込み顧客になりそうなユーザーの「ニーズ」を徹底的に予想・調査し、タイトルや本文にそのニーズに応える文章を書くという事ですね。
例えばこの記事のタイトルは、「オウンドメディア運用に失敗しないために」となっていますので、予想される検索ワードは「オウンドメディア 失敗」です。
この検索ワードで検索するユーザーの心理や状況をイメージしてみてください。
オウンドメディアの運用に、失敗したくないといった心理が読み取れませんか??
そのニーズに応えるタイトルや内容を記事に書くというわけです。
もちろんタイトルだけでなく、記事の中身はとても大切です。「コンテンツは王様」と呼ばれるように、中身が充実したオウンドメディアほど、サイトの評価は高まります。
まずは方向性を決め、「どのような情報が必要とされているか」を想定し、そのニーズに100%応えるような記事を目指しましょう。
「自社に関係するユーザーが抱える、疑問や課題を解決する」記事が基本です。
そもそもに制作段階でWEB制作者が失敗しているオウンドメディアサイト
これは同じWEB制作者として悲しい事なんですが、実際に制作段階で色々と不備があるオウンドメディアサイトはよく見かけます。
少し専門的な話になりますが、「記事の主要部分でないところでarticleタグを使っている」「h1テキストが全ページ共通」「構造化マークアップを行っていない」「表示速度が遅すぎる」など、検索順位を下げかねない、コーディング上の問題です。
また、「10万PV以上を目指しているのに、パフォーマンスが悪いWordPressを使用している」などもありますね。
もちろん上級な知識を持ったエンジニアがサーバーから何から何まで調整すれば、WordPressでも10万PV以上に耐えられますが、基本的にはWordPressではパフォーマンスが低下し、検索順位に悪影響です。
大成功しているオウンドメディアサイトがRuby on railsで作られているのはこういった理由もあるのでしょう。
SSL化や独自ドメインを取得していないオウンドメディア
なにか簡単なブログやメディアを立ち上げる際に、「独自のドメインはまだいらない」「SSLはまだいいかな」と、
ついつい先延ばしにしてしまう独自ドメインやSSL化。無料のブログ作成サイトやツールを使用する方も稀にお見かけします。
しかしオウンドメディアで成功するには、ほぼ100%独自ドメインとSSL化は必要です。
メディアを更新していくには、気力と時間、そして人的コストがかかります。
「ドメイン」は「育てていく資産」のようなものです。
「記事の評価=ドメインの評価」なので、書いた記事に対するGoogleからの評価は、厳密にはドメインの評価になります。
記事の評価を自分の会社のもの・自分のものにするためにも、独自ドメイン取得とSSL化は、最初の段階で行いましょう。