公開日:2025.08.28 更新日:2025.08.28
いつもご覧いただきありがとうございます。ソラノデザインの角田です。
ホームページのご相談を受けていると、「サイトを新しくしたのに、思ったほど結果が出ないから、ソラノデザインさんにリニューアルを依頼した」というお声をいただくことがあります。
デザインは綺麗、読み込みも速い。なのに数字が伸びない。
なぜか——。私の結論はシンプルで、
「導線がしっかりしていない」「サイト単体で完結させようとしている」ことに原因があるケースが多い、という点です。
2025年の制作は、最初から別チャネルを含めて“受け渡す”設計で考えるべきだと私は思っています。
目次
なぜ「別チャネル前提」なのか
ビジネスの現場では、初回の訪問でいきなり問い合わせに至ることは多くありません。
ユーザーはSNSで知り、地図で場所を調べ、紙のチラシで思い出し、夜にスマホでじっくり読む。
つまり“行き来”が前提の時代です。
サイトが「ゴール」ではなく、「ハブ(乗り換え駅)」として機能しているかどうか。
この発想の違いが、成果に直結します。
もう少し踏み込むなら、問い合わせの前に“軽い一歩”が必要な方が増えているという肌感があります。
資料を少し読みたい、LINEで気軽に聞きたい、まずは予約枠の空きだけ知りたい。
こうした“保留の箱”を用意しているサイトは、翌月以降の数字が安定しやすいです。
動線設計という“やさしさ”
動線設計とは、難しい言葉を使わずに言えば「ここまで読んだ人に、次はどこへ行ってもらうのが一番やさしいか」を決める作業です。
例えば、Instagramから来た方に長文の会社概要を読ませるのは、少し不親切かもしれません。
写真の世界から入ってきた方には、選択肢を3つだけ見せる方が、ストレスが少ないはずです。
紙のチラシからの流入なら、QRの遷移先はスマホで見やすい短いページにして、そこからLINEでクーポン受け取り——といった流れが自然でしょう。
- Instagram → マイクロLP(新着・価格早見・クーポン取得)
- 紙のQR → 短い説明 → LINEで特典受け取り
- 地図検索 → アクセス情報 → 電話・経路・即予約が常に見える
大切なのは「行き止まりを作らないこと」。問い合わせをしない=離脱、ではありません。
LINEの友だち追加や資料DL、地図アプリの起動、来店予約の仮押さえ——“次の軽い一歩”が、いつでも視界に入っている。
これが2025年の標準だと私は考えています。
ページの役割分担をはっきりさせる
トップページにすべてを詰め込むと、結局どれも弱くなりがちです。
私はよく「ハブとスポーク」という言い方をします。
トップやサービス総合のハブは道案内に徹し、料金、事例、比較、地域×サービスなどのスポークが具体的な不安を解消する。
どのページにも、問い合わせの“本線”と、LINE・資料・予約といった“側道”を並走させておく。
これだけで、ユーザーは迷いませんし、社内の運用も落ち着きます。
- ハブ:トップ/サービス総合/カテゴリ総合 → 導線の分岐
- スポーク:料金・事例・比較・地域×サービス → 不安解消とCTA
- CTAは二段構え:本線(問い合わせ・予約)+側道(LINE・資料DL)
計測は“頑張りが報われる配線”にしておく
制作の段階で、主要な導線(電話・予約・資料DL・友だち追加など)に計測ツールを仕込んでおくと、改善の精度が上がります。
広告・SNS・紙・地図など、入口ごとに識別子を付け、どの入口がどの“軽い一歩”に強いのかを見える化する。
細かい設定は専門的になり過ぎますが、「がんばった分が数字にのる配線」になっているかは、制作時点で点検しておくと安心です。
- 主要CTA(電話/予約/資料DL/友だち追加)にイベント計測
- 入口ごとに識別子(UTM等)を統一
- 電話や来店などのオフライン成果も後追いで取り込む
実務の肌感を少しだけ
リフォーム会社さんなら、紙の反響を“来店予約”に直結させるより、まずは「写真での簡易相談」や「一次診断の仮予約」がスムーズです。
BtoBの製造業なら、いきなりの商談よりも、技術資料のDL → 数日後に設計者向けの補足メール、という“段階”を挟んだほうが結果的に良いことが多い。
店舗型のサービスなら、地図・電話・今すぐ予約の3つが常に見える状態が、迷いを減らします。
どれも特別なテクニックではありませんが、「今はこの人にどの一歩が“やさしいか”」を決めておく。
これだけでサイトは静かに強くなります。
まとめ:作品づくりから、交通設計へ
正直、見た目が綺麗なサイトは今や当たり前です。
しかし、利益が回るサイトは、別チャネルを含めた動線が整っています。
「サイトを完成させる」から、「人の移動を設計する」へ。
2025年の制作は、その視点の切り替えができたチームから、静かに成果が積み上がっていく——私はそう考えています。
ソラノデザインから
設計・実装・計測・改善まで一気通貫でご一緒します。
「今の導線、どこが詰まっている?」という一次診断だけでも大歓迎です。
必要なところから、少しずつ整えていきましょう。