公開日:2025.07.09 更新日:2025.07.15
平素より格別のご愛顧を賜り、誠にありがとうございます。
ソラノデザイン合同会社、代表の角田です。
ソラノデザイン合同会社は、本年8月31日をもちまして、
事務所を構えておりました金沢市藤江北より移転致します。
移転後の住所等につきましては、改めて本WEBサイトにて、掲載させていただきます。
皆様にはご不便とご迷惑をおかけしますが、
予めご了承いただけますと幸いです。
目次
移転の背景:AI時代への対応と、サービス向上のため。
現在ソラノデザインでは、
小規模な修繕・改修依頼が、毎週100件ほど、
新規のWEBサイト制作依頼が毎週2件〜4件ほどと、
ありがたいことに、
5年前の創業時に比べ、多くのご依頼をいただけるようになりましたが、
対応しきれなくなるほどのご依頼数にもなってきており、
ご依頼順に対応しておりましたが、対応リソースに課題を感じておりました。
直近、6月のスケジュールの過密具合に、
お客様からお叱りを受け、深く反省するできごとがありました。
改めて人を増やそうか悩んだのですが、
弊社が人気の理由である、SEO対策などの専門技術は、
ソラノデザインの品質レベルに出来る人材が、なかなかいないこと。
また、私たちのお仕事は、
AIにより5年〜10年後には無くなる可能性も高い「WEB制作」というお仕事ということ。
以上を鑑み、
今正社員さんを増やしても、
「追加採用したスタッフたちの将来をちゃんと見れるか」難しい時代だと考えております。
増え続けるご依頼数と、
それに伴う増員を行うべきか、
経営する上で、いろんな状況が噛み合わさり、
大変悩んでおり、
解決を先送りにするため、
この1年はPRや広告を、一切控え、過ごしていたほどです。
悩んだ結果、固定費を見直すこと、
毎月の受注可能件数やスケジュールを正直に開示し、徹底管理する事で、
AIへの対策の一手を打ちながらも、
サービスの質 = 対応可能件数やスピードを、一定改善でき、クライアント様に貢献できる。
という考え方が、最も合理的で、最適だと考えるに至りました。
- 現状のサービスの質
- 未来への対応
両立のために、
ソラノデザイン社が今できる最適な意思決定です。
固定費は全面的に見直し。
浮いた予算で、よりお客様対応のリソースを拡大。
その一環としてまずは、
元々リモートが主流の業界ということもあり、
シェアオフィスやバーチャルオフィス等、
固定費の安い事務所への移転、といった事を考えております。
これまで藤江北の事務所に遊びに来てくださった皆様、
先輩経営者様、誠にありがとうございました。
まだまだ未熟な会社ではありますが、
時代の変化にも、サービス向上にも、向き合いつつ、
細々とではありますが、続けていきます所存です。
また移転先住所について、改めて掲載させていただきます。
大変恐れ入りますが、ご理解・ご了承のほど、
何卒、宜しくお願い申し上げます。
余談
この頃経営も5年目になり、
たまに、「何のために経営をするべきか」迷うこともあります。
- 従業員が残り続ける意思決定をするべきなのか。
- お客様の満足度を最大化する意思決定をするべきなのか。
- 会社やブランドの維持を何より優先すべきなのか。
- 年商の最大化のために動くべきなのか。
- 自分の努力に報いるために動くべきなのか。
- 働きすぎて健康を害さないよう自分を大切にするべきなのか。
4期目までは『全部どり』したい、
そのためなら徹夜でも資金調達でも何でもする、
そんな事を思っていたのですが、
現実はそんなに根性論だけで解決できない事ももちろんあり、迷うことも出てきました。
迷った結果、まだ私レベルの経営者には答えは出なかったので、
あまりウジウジ考えず、今はその場その場で、できる限り合理的な選択を取っていく。
今はそんな経営しかできませんが、
今後、自分の中に何かしらの答えが見えたらいいなと思っている次第です。
今回は「会社の規模感」「会社の見え方」「拡大路線」を犠牲にしても、
「お客様対応リソース」を取り、
「AIで時代が変わっても責任の取れるよう、無理な増員はしない。」
そんな意思決定をしましたが、
この意思決定が当たってたとしても、間違ってたとしても、
結果が見える頃には、私はまた経営者として成長しているのかなと思います。
これはチームを持つようになって感じた事なんですが、
何が起こっても、
たとえ自責で受け入れ辛いことでも、
「予見できなかった自分が悪い」
「自分がそういう事が起きる構造を作ったんだ」と、
時間がかかってでも何とか自責で捉え、
改善、改善していくしかない。
改めてそう感じます。
私を含めた世の中や人の、
倫理観や能力の平均値、
価値観や立場・見え方の違い等は、
決して変わらない。
変えられるのは自分だけ。
世の中や人のせいにしても、
適切にPDCAが回らず、同じ事が起きるからです。
ポジティブに、
今回のPDCA・意思決定を超えた後の、
次の成長を楽しみに思っています。