公開日:2025.06.25 更新日:2025.06.30
初の実店舗ビジネス参入に向けて準備を進める日々。
少し前まで、実店舗なんて怖くて手を出しづらい。
そういう感情は多少なりあったんですが。
最近は、
得られる経験の方が多いだろうという心持ちになっています。
車や、情報商材や、コンサルに200万や300万使うより。
『ショッピングモールに店舗出店』という『経験』にお金を使いたくなりました。
事業に本気で取り組んでいると、当然大変なことも結構ありますが、
めちゃくちゃ面白いなと思える瞬間もあります。
実店舗出店は、私にとって刺激ですし、
経営をしていて『面白いと思える瞬間』ですし、
新しいモチベーションの一端になってくれる気がします。
そういった意味でも楽しみですね。
今日は準備期間の今だからこそ書けるコラム、
「実店舗出店における、SNSとSNS広告を活用した事前調査とマーケティング。」というテーマで、
コラムを書いていこうと思います。
宜しくお願いいたします。
目次
SNS調査に注力する背景
オンラインで築いてきた北欧ナチュラル系インテリアの世界観を、オフラインの実店舗へと落とし込むべく、現在SNS上での事前調査に全力を注いでいます。
EC上では見えづらかった「お客様のリアルな願い」を、投稿やストーリーズ機能を通して掘り下げることが、オープン成功のカギになると考えているからです。
顧客の“ささいなひとこと”に込められたヒント
日々フィードバックを募る中で改めて感じるのは、投稿に寄せられるコメントやDMの中に、実店舗づくりのヒントが隠れているということ。
たとえば「リラックスタイムに手触りのいいクッションが欲しい」「ひとり暮らし向けの小ぶりなサイドテーブルを探している」といった声は、単なる好み以上に、暮らしのストーリーが透けて見える言葉です。
こうしたユーザーインサイトを丁寧に収集し、自店舗のコンセプト設計に反映させることが、準備段階の最重要事項になっています。
ストーリーズアンケートで探る「行動時間帯」と「興味領域」
SNSリサーチの中心に据えているのが、Instagramストーリーズのアンケート機能です。
投稿時間帯の違いによって回答率や反応がどのように変わるかを検証中で、例えば夕方18時から20時にかけてはインテリア閲覧意欲が最も高くなる傾向が見え始めました。
また質問内容も、テキストではなく画像を並べてタップ式で選んでもらう形式にすることで、ユーザーが思わず反応したくなる設問を工夫しています。
こうして得た定量的なデータをもとに、広告配信のタイミングや素材イメージの仮説を練り直している状況です。
ハッシュタグ投稿からの潜在ニーズ拾い上げ
当然、調査にはハッシュタグ検索も併用しています。
地域名やインテリア系キーワードを組み合わせて投稿を収集し、キャプションやコメント欄に「こういう店舗があったら教えてほしい」とユーザー自身に問いかけるような文言を差し込むことで、フォロワー以外からも反応を集めています。
オーガニック投稿でコミュニティをあたためる
同時に、店舗の世界観を自然な形で伝えるオーガニック投稿も欠かせません。
店内レイアウトのアイデアスケッチや試作した什器の写真を、短いリール動画とともに配信し、テキストでは「この空間にどんな色合いを足すべきか」とフォロワーに問いかけています。
こうした投稿に対し、私自身やスタッフがなるべく早く反応することで、SNS上のやり取りがまるで“店舗づくりの共同プロジェクト”のように感じられる関係性を構築中です。
ストーリーズでの舞台裏共有が生む信頼感
舞台裏を見せるストーリーズは特に効果的です。
仕入れ先との打ち合わせ風景や、照明選定に悩む夜のオフィス、什器の試運転映像などを、あえて編集を抑えたライブ感ある映像で配信しています。
これによりフォロワーは、ただの“もの”ではなく“人と時間が紡ぐ空間”に興味を持ってくれるようになりました。
SNS広告で見込み客を囲い込む戦略
フォロワーコミュニティが一定規模に育ったら、今度はSNS広告を活用してさらにリードを獲得します。
特に地理的なターゲティングは重視し、店舗予定地から半径2~3キロ以内のユーザーに絞り込んで配信。
オープン直前に配信予定の動画広告では、オープン告知の一文を短く挟みつつ、店内のほっこりする雰囲気をダイジェストで伝える予定です。
地域によってエンゲージメント率が変わるのは広告の面白いところ。
不安材料になるデータも、ポジティブになるデータも両方出ていますので、
もう少し詳しく分析していきたいなーと思っているところですね。
進捗管理と次のステップに向けて
現在はアンケートの回答数やハッシュタグ投稿のエンゲージメント、広告のクリック率など複数の指標を同時にモニタリングし、日々PDCAを回しています。
特に重視しているのは、アンケート回答率の推移と広告経由の予約リード数のバランス。
これらが一定の成果を示した段階で、実際の什器発注や内装デザインへの投資を本格化させる予定です。
オフライン調査も軽んじない
WEBの会社を経営しているプライドからどうしてもWEBで調査を完結したくなるのですが、
そうしていると必ず店舗は失敗する、そんな感覚があります。
出店場所に1日10時間、10日通って張り込むくらいの気持ちがないと、おそらく失敗に終わるでしょう。
オフライン調査も軽んじず、オンライン調査のメリットも教示しつつ、
店舗成功のためのロードマップを、自分ごととして考え、一歩一歩進む日々。
なんとか成功できたらいいなと思っています。
貴重な経験なので、続きもぜひ、コラムにしていきたいと思います。
今後ともソラノデザイン合同会社を、何卒、宜しくお願い申し上げます。