公開日:2026.08.27 更新日:2026.08.27
いつもご覧いただき誠にありがとうございます。
ソラノデザイン合同会社、代表の角田です。
「そろそろリニューアルしたほうがいいでしょうか」
このご相談を、本当によくいただきます。
制作会社に聞けば「したほうがいい」と言われる、と思われるかもしれません。

しかし実際には、「今はまだ必要ないと思います」とお答えすることもあります。
今日は、「ホームページリニューアルのタイミング」の判断基準を、コラムにしていきたいと思います。
よろしくお願いいたします。
目次
「見た目が古い」は、リニューアルの理由として弱い

まず、一番多い動機から。
「デザインが古くなってきたので」
気持ちはとても分かります。
自社のサイトは毎日見るものなので、どうしても飽きます。
ただ、お客様のほうは、毎日見ていません。
初めて見る人にとっては、古いも新しいもありませんし、必要な情報が揃っていてスマホでちゃんと動けば、それで用は足ります。
なので、私はいつもこう質問させていただいてます。
”「見た目の古さが、事業のどこに損失を出しているか」を説明できますか?”
説明できるなら、やるべきです。
例えば、こういう場合。
- 商談で「サイトを見ました」と言われたときに、恥ずかしい思いをしている
- 採用の面接で、応募者から「古いですね」と言われた
- 取引先の規模が上がり、サイトの信頼感が釣り合わなくなった
これらは、明確な損失です。
逆に、「なんとなく飽きた」だけなら、急ぐ必要はありません。
「もう遅い」に該当する、5つのサイン

一方で、明確にリニューアルすべき状態があります。
この5つは、放置するほど損が出る5つです。
① スマホで正しく表示されない
これは最優先です。
今は多くのサイトでアクセスの7割前後がスマートフォンからなので、スマホで崩れているサイトは、訪問者の7割を取りこぼしていることになります。
② SSL化されていない(httpのまま)
ブラウザに「保護されていない通信」と警告が出ます。
問い合わせフォームがある場合、これは致命的です。
③ 自分で更新できない
更新のたびに制作会社への依頼が必要で、そのたびに費用がかかり、結果として何年も更新されていない。
これは、サイトが資産ではなく置物になっている状態です。
④ 掲載情報が事実と違う
住所、電話番号、営業時間、価格、扱っていないサービス。
古い情報が残っていると、問い合わせの手間が増え、信頼も落ちます。
⑤ 表示が明らかに遅い
スマホで3秒以上かかるようなら、そこで離脱されています。
この5つのうち2つ以上該当するなら、リニューアルを検討すべきだと考えています。
「まだ早い」に該当する場合
逆に、こういう場合は待ったほうがいいです。
① 事業の方向性が固まっていない
新事業を検討中である、主力商材が変わりそう、法人化を控えている。
こういうタイミングで作ってしまうと、1年後にまた作り直すことになります。
② 何を増やしたいかが決まっていない
「問い合わせも採用も認知も」という状態で作ると、焦点のないサイトになります。
先に決めてから作ったほうが、同じ予算で結果が変わります。
③ 部分的な修正で解決する
意外と多いのがこれです。
「問い合わせが少ない」の原因が、実はフォームの入力項目が多すぎることだった、というような場合です。
こういうケースでは、フルリニューアルは明らかに過剰投資になります。
数万円の改修で済むものを、100万円かけて作り直す必要はありません。
制作会社として、これは正直にお伝えするようにしています。
判断に迷ったら、この2つを見てください
数字で判断する方法も書いておきます。
Google Analyticsとサーチコンソールが入っていれば、確認できます。
① 検索からの流入があるか
月にどのくらい、検索から人が来ているか。
これがゼロに近い場合、リニューアルしても最初は変わりません。
集客の設計から考える必要があります。
② 来ているのに、問い合わせがないか
一定の流入があるのに問い合わせがゼロなら、サイトの中身の問題です。
これはリニューアルで改善する可能性が高いホームページです。
つまり、
- 流入が少ない → リニューアルより、集客設計が先
- 流入はあるが成果が出ない → リニューアルの効果が出やすい
ということですね。
この切り分けをせずに作り直すと、「新しくなったけど、何も変わらなかった」になります。
リニューアルで、一番怖いこと
最後に、注意点を一つだけ記載いたします。
リニューアルで実際に起きる事故があります。
正しい知識を持ったホームページ制作会社に依頼しないと、検索順位が落ちることです。
原因のほとんどは、これです。
- 今まで人が来ていたページを、無くしてしまった
- URLを変えたのに、301リダイレクトを設定しなかった
- ページ数を減らしすぎた
弊社が自社サイトをリニューアルしたときも、URLは1つも変えていませんし、旧サイトのURLに対しては、すべて301リダイレクトを設定しています。
デザインは変えても、積み上げた評価は捨てない。
これは、リニューアルの絶対条件だと考えています。
見積もり段階で「今のURLはどうしますか」という話が出ない制作会社は、少し慎重に見たほうがいいかもしれません。
まとめ
整理します。
リニューアルすべき(2つ以上該当)
- スマホで崩れる/SSL未対応/自分で更新できない/情報が古い/表示が遅い
まだ早い
- 事業の方向性が固まっていない/目的が決まっていない/部分改修で足りる
判断材料
- 流入が少ないなら、集客設計が先
- 流入があって成果がないなら、リニューアルが効く
リニューアルは、目的ではなく手段です。
「作り直すこと」ではなく「何を変えたいか」から入っていただけると、失敗が減ります。
判断に迷われている段階でのご相談も、もちろん歓迎です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。