公開日:2021.04.04 更新日:2021.04.04
いつもご覧いただきありがとうございます。
ソラノデザインの角田です。
今回はWebサイトから集客を行う上で覚えておきたい概念、CTA(Call To Action)について解説いたします。
目次
CTA(Call to action)とは?
CTA(Call to Action)とは日本語に訳すと「行動喚起」と呼ばれ、Webサイトを訪れたユーザーを誘導するパーツ(テキストリンク、バナーリンク)などを指す言葉です。
例えば当社のWebサイトですと、
「お問い合わせ」頂く事が事業の利益に繋がるので、お問い合わせ関連のテキストリンクや画像リンクなどが、
このサイトでの「CTA」となります。
CTAはWebサイトからのCVR(成約率)においてとても重要な役割を果たすので、
- クリック率が高いかどうか
- 適切な位置に適切な数のCTAが配置されているか
など、私たちWebデザイナーは制作時に真剣にCTAの配置やテイストを考えます。
- 赤色などの目立つ色や、緑色はクリック率が高い
- 初めから依頼・購入するつもりでサイトを訪れたユーザーを迅速に促すために、ファーストビューにCTAを配置する
- CTAは必要最小限の情報にまとめ、シンプルにする
など、数えればキリがないほど、様々な施策があります。
数ある施策の中から制作するWEBサイトに合った施策を、正しく取捨選択する事が必要です。
CTAの配置を決める際の注意点
しかし、杓子定規にCTAの配置を決めるわけにはいきません。
例えばBtoB(企業to企業)ビジネスのWEBサイトでは、
購買フローがBtoC(企業to一般消費者)のビジネスに比べ、
顧客が成約前に「検討」する工程がとても長いです。
BtoBのビジネスで、広告流入のWEBサイト・LPなどは、
ファーストビューにCTAを設置することは必須とも言えます。
その理由は「購買・成約がすでに意思決定した状態でWEBサイトを訪れたユーザーを、スムーズに購買・成約まで促し、再検討させかねない時間的な余裕を最大限減らすため」といった理由なんですね。
顧客の「検討」フローが長いBtoBの商材では、
既に比較・検討が完了していて、最初から成約・購買目的でサイトを訪れるユーザーも少なくありません。
「ファーストビューにCTAを設置する」というのはWEBマーケティングでは当たり前のように言われていますが、
その理由までしっかりと把握し制作を行うことで、
お客様のビジネスモデルに合わせた「集客方法」「CTA設置箇所の最適解」を見つけ出す事が可能になります。
CTAのリード文
また、CTAのリード文はとても大切です。
例えば「期間限定」の制限をかけ、ユーザーを焦らせる文章を記載した方が良い場合もあれば、
より人間的な、情緒的な部分に訴えかけるような文章が良い場合もあります。
これはビジネスモデルによりケースバイケースで、
商材を購入・成約するユーザーのターゲット層やペルソナを明確に立て、
制作会社の内部、お客様と制作会社、
とにもかくにも制作に携わる全ての人間の間で、共有する事が大切です。
WEBサイト制作におけるKPI(重要業績評価指標)やKPIツリーの重要性が問われるようになったのは、
ターゲット層・ペルソナの認識共有に関係者間ブレが起こらないように、
まずは「目標」を明示的に共有しなければならない….という事が、
WEBマーケティングの世界に置いて重要度を増してきた事が原因と言えるでしょう。
CTA配置の重要性を、実体験から解説。ユーザーの心理的な負担を軽減させるCTAの効果。
最近弊社が自社サイトで行った施策としては、
「ユーザーの心理的な負担を軽減するCTAを配置する」というものがあります。
PCでこのサイトをご覧になっている方は、画面右下のほうに追従で、
「初めてのご相談はこちら」といったCTAが表示されていると思います。
こちらのCTAの文章は以前は「お問い合わせはこちら」でしたが、
「初めてのご相談はこちら」という、ユーザーの心理負担が少ない文章に変更したところ、
CVR(成約率)・クリック率共に僅かではありますが向上しました。
またクリック率が高い色である緑色(弊社が独自に測定しました)であることも起因しているかもしれませんが、
弊社サイト(PC版)の右下に表示されているCTAは、弊社の利益率向上の面で、役割を果たしてくれています。
上記の例のように、CTA一つといえど侮れません。
最適なCTA配置を決めるために、ヒートマップツールなどのユーザーの動きを可視化するツールや、
Google Analyticsなどのアクセス解析ツールなども利用し、
PDCAサイクル(Plan – 計画 ・ Do – 実行 ・ Check – 評価 ・ Action – 改善)を回すことも大切です。
本気でWEBからの集客を追求するお客様は、是非CTA(Call to action)についても、
制作時のミーティングでお話ください!