公開日:2021.03.08 更新日:2021.03.08
いつもご覧頂きありがとうございます。
ソラノデザイン代表の角田です。
この頃はいつも以上に昼夜問わずデザイン・プログラミング・ライティング・マーケティングを行う毎日ですが、
ちょっと息が詰まったので、眠る前に久しぶりに、少し更新が滞っていたコラムを書いてみようと思いました。
本日の記事は個人的な感想のような、スタッフブログのような記事ですので、予めご了承ください。
今回記事に書こうと思ったのは、音楽とWEBデザインの面白い共通点についてです。
音楽とデザインの「余白」における面白い気付き
私はどちらかというと、最近はマーケティングとプログラミングを担当する事が多く、
デザインもUI・UXデザインを行うことが多いので、
あまりグラフィック的な部分を偉そうに言うのも…と思いあまり本格的なデザイン系の記事は書いてこなかったのですが、
この頃、基本中の基本である「余白」を面白く感じるようになりました。
元々プログラマーだった私はデザインを勉強する際、
当時よく食事に誘ってくださってたデザイナーの先輩に勧められた「ノンデザイナーズ・デザインブック」を読みふけっていました。
(ちなみにこちらの本はフライヤーやWebのデザインを学びたい方に本当におすすめしたい本の一つです。)
この本でも余白の大切さはかなり細かく書かれており、当時から意識はしていたのですが、
今回意外なきっかけから「余白」の大切さを思い直しました。なんと楽器からです。
個人的な話ですが私の両親は大の楽器好きでして、
CDや楽器は大量にあるのにテレビが無い(貧乏だったわけではなく)変わった家に育った私は、大の楽器好きだったんですが、
仕事で独立してからのこの2年は、短期間で会社を大きくしたかったため文字通り毎日仕事に没頭していて、
年に数回楽器に触れられたらラッキー…といったワーカホリックな生活をしていました。
しかしちょっとストレスも限界にきてたので、今日は息抜きに、と、少し楽器を触ってみたのです。
「ファンカデリック」という大好きなバンドの曲を1時間ほどコピーして楽しんでました。
ファンカデリックは1968年結成の、ファンクとサイケデリックを混ぜた、斬新なジャンルの、芸術的・革命的なバンドです。
ジャンル柄、演奏の際は所謂「グルーヴ」「タイム感」「リズム感」「出した音の残響を適切なタイミングで処理する事」を大切にしなければいけないのですが、
演奏している最中、曲の中の「音と音の間」がとても絶妙で、
その「間」がファンカデリックの雰囲気やグルーヴを生んでいる事を感じました。
楽譜で言うと、「音符と音符の間」にあたる部分です。
そういえば昔、「ドラムプログラミングにおける音符と音符の間」に関する記事を読んだなと思い、
すぐに色々ググって見ると、大好きなギタリストのジョン・フルシアンテが、
音と音の間について語ってるインタビューを見つけました。
https://www.cinra.net/interview/201404-johnfrusciante?page=2
この「音符と音符の間が、グルーヴや音楽を形作る」理論は、
デザインにも当てはまると感じ、
音楽とデザインの共通点が非常に面白く感じました。
デザインではパーツ、音楽では音として、
パーツひとつひとつ、音のひとつひとつも勿論大切ですが、
「余白」によってそのパーツも、音も、見えかた・聴こえかたが大きく変わるんです。
普段のホームページ制作の仕事に当てはめてみましょう。
ホームページは1ヶ月〜ほどかけて制作するので、人件費や時間給を考えるとどうしても料金が高くなりがちです。
そのため私は「お客様がホームページで得するように、元を取れるように」いつも色々な施策を考えるのですが、
例えばマーケティングを行う際、
売り上げにつながる特定のボタンのクリック率を上げるために、
どの色が良いか、どの文言が良いかなどいつも統計データを基に慎重に考えたりします。
しかしこれまで「余白がユーザーに与える影響」については、深くは考えていませんでした。
「見た目が整っていて、他の余白と統一感があれば」「ユーザーにとって見やすい余白感であれば」程度に考えていたんです。
今回(まあ日曜に働いてる私がワーカホリックなんですが)少し息抜きに音楽に触れた事で、
普段仕事だけをしている日常からは得られないインプットを得ました。
こういうところが「ものづくり系」の仕事の面白さだと思っています。
今日をきっかけに、今まで統計すら取ったことがなかったのですが、
「余白」がユーザー与える影響をABテストなどで統計をとり、
マーケティングやお客様の利益に少しでも繋げられたらなと思っています。
WEB上では「1%」「2%」のCVR(成約率)の違いが、クライアント様の利益率を左右することも稀ではありません。
人それぞれ違うとは思いますが、どうしても日常的に「注目している部分」と「注目していない部分」というのはどの仕事でも出てきます。
今回のような「普段注目していない部分」にフォーカスが当たるような出来事を大切にして、
良い制作物を納品できるよう、より一層努力していきたいですし、与えられた仕事を楽しんでいきたいです。
今回の記事は短かったですし、個人的な内容もあったのですが、
お読みいただいた方、誠にありがとうございました。
現在ソラノデザインはありがたいことにご依頼が殺到していまして、
新規ご依頼の着手は5月となってしまうのですが、
「着手が5月でもソラノデザインへご依頼を」といったお客様からも、本日ご連絡をいただきました。
本当にありがとうございます。
着手日をお待ちいただけるお客様へは多少の割引またはサービスを検討いたしますので、
ご依頼いただけますお客様、是非こちらのお問い合わせフォームよりご連絡ください。
今後とも、費用対効果の高い、集客力とデザインに力を入れたホームページ制作に、
より一層邁進してまいります所存です。
引き続き、ソラノデザインを、どうぞ宜しくお願い申し上げます。