公開日:2020.11.09 更新日:2020.11.09
目次
ユーザーの検索意図(インテント)を満たすために、Webサイトを「プレゼンテーション」として捉えてみよう
いつもご覧頂きありがとうございます。ソラノデザインの角田です。
今回は「Webサイトの捉え方」といった、少し概念的な記事を書いてみました。
多少WEBマーケターさんやWEBデザイナーさん向けの記事になるかもしれません。
WEBマーケティングにご興味のある方は、是非ご覧ください。
突然ですが、皆さんは、Webサイトというものをどのように捉えていますか?
看板、広告、画面、デザイン、名刺…
WEBサイトには多種多様な捉え方があり、そのどれもが不正解ではありません。
本来複合的に考えるべき「Webサイトの捉え方」ですが、
今回は「様々なWebサイトの捉え方から、何を主としているのか」に焦点を当ててみましょう。
決して安くない制作費を捻出して、皆様が自社のWebサイトを持つのは、それなりの理由があるはずです。
その「理由」に導かれて、私はこれまで、「広告である事」を主としてWebサイトを捉えてきました。
広告としてWebサイトを捉えていれば、デザインや文言などのパーツは、自ずと良質なものになり、「集客の成功」などの結果に繋がる…といった考え方です。
しかしその考え方に少し変化が訪れ、
「広告」という捉え方を更に掘り下げてみました。
ここ最近、ソラノデザインでは、Webサイトを「プレゼンテーション」として捉え制作を行っています。
「検索意図(インテント)を満たすため、Webサイトをプレゼンテーションとして捉える」とは?
Webサイトの在り方として根本にあるのは、
「ユーザーのニーズに応える事」や、「ユーザーの検索意図(インテント)に応える事」です。
失敗しているWebサイトには、ユーザーが知りたい情報を満たせていないサイトが多いです。
実は、検索意図はユーザーに対してだけでなく、Googleでの検索結果にも影響がでます。
Googleは検索ワードに応じて、ユーザーがどのような種類の情報を探しているのか正確に把握しようと取り組んでいるんですね。
例えば「金沢 ホームページ制作」といった検索ワードからは、
- 金沢にはどんなホームページ制作会社があるのか知りたい
- ホームページの制作費用を知りたい
- 金沢で質の良いWeb制作会社を知りたい
- 金沢でコストパフォーマンスの良いWeb制作会社を知りたい
- ホームページの制作期間を知りたい
…などといった検索意図(インテント)が予想できます。
これらの検索意図を満たすWebサイトを制作するために、これまで私は「広告」として捉えてきましたが、
前述の通り、最近は「プレゼンテーション」としてWebサイトを捉えるようになりました。
微妙なニュアンスの違いですし、感覚的なものなのですが、
制作に置いてこういった少しの捉え方の違いが、
成果物のデティールに影響を与える事を、クリエイターの方はご存知かと思います。
ビジネスをされている方へ例を挙げてお伝えするならば、「KPIの微妙な違い」に似ているかもしれません。
なぜWebサイトをそのように捉えるようになったかと言いますと、
「広告」という単語は、個人的にはメディア的、媒体的な色味が強いように感じたからです。
「作っている感」が強く、「伝えている感」が弱い…といった感覚でしょうか。
しかし前述の通り、良いWebサイトや集客のできるWebサイトというものは、
「ユーザーのニーズや検索意図に応えるWebサイト」です。
「WEBサイト」という制作物でありながら、「伝えている感覚」で制作を行う必要を感じました。
ユーザーにとって有益な情報をわかりやすく掲載するためにも、
今以上に良いWebサイトを制作できるようになるためにも、
Webサイトを「プレゼンテーション」として捉える事で、
「伝える力」をより高めたWebサイト作りができるのでは….と考えたわけですね。
よりユーザーの検索意図を満たすため、検索意図の分類を確認してみよう
感覚的なお話はこれくらいにして、知識的なお話もちゃんとさせていただきます。
ユーザーの検索意図に応えるためには、どのような検索意図の分類があるのか体系的に把握することは重要です。
では、検索意図にはいったいどのような種類があるのでしょうか?
検索意図の分類は大きく分けて「Knowクエリ」「Goクエリ」「Doクエリ」「Buyクエリ」の4つがあるとされています。
それぞれの分類を把握する事で、ユーザーのニーズを満たしたWEBサイトに一歩近づくはずです。
では早速、本記事内にて「4つの検索意図」をご紹介させていただきます!
「知りたい」といった検索意図の「Knowクエリ 」
Knowクエリは、ユーザーの「知りたい」といった検索意図を示しています。
例えば「SEO対策とは?」といった検索ワードは、Knowクエリに当たりますね。
Knowクエリに応えるためには、
ユーザが知りたい事について、情報・意味・事実などを正確に記載し、
ユーザーに対してしっかりと説明するコンテンツ作りを心がけましょう。
Knowクエリに応えるためには、間違った情報は決して掲載してはいけません。
ユーザーが求めている情報は何か正確に判断し、わかりやすく丁寧に説明しましょう。
「行きたい」といった検索意図の「Goクエリ 」
Goクエリは、ユーザーの「行きたい」といった検索意図を示しています。
例として、「金沢 パスタ おすすめ 深夜営業」や、「ソラノデザイン 場所」などの検索クエリ ですね。
特に、具体的な店舗名や施設名での検索は、Goクエリの割合が多いです。
Goクエリで表示されるサイトやページには、地図(MAP)や住所を明確に記載しましょう。
サイト内にGoogle Mapを埋め込むのも良いですし、
Googleマイビジネスに住所などの情報を正確に記載する事で、
ユーザーは目的地の情報にたどり着きやすくなります。
WEBサイト内の対策は勿論、Googleマイビジネスのようなツールも活用し、
ユーザーのGoクエリに応える事を心がけましょう。
「やりたい」といった検索意図の「Doクエリ 」
Doクエリは、ユーザーの「やりたい」といった検索意図を示しています。
例としては、「ホームページ 作り方」や、「マフラー 編み方」などはDoクエリ です。
料理名 + レシピなどもDoクエリ ですね。
Doクエリで表示されるサイトやページには、やり方・方法・材料や道具などを明確に記載しましょう。
余談ですが、Doクエリのマーケティング的な活用方法として面白い例があります。
例えば「ギターの弦 変え方」などのDoクエリで表示される記事やサイト内に、
ギターの弦の購入を促すリンクを入れたりする手法です。
ユーザーのDoクエリに応えつつ、なおかつ効果的にマーケティングも行っているわけですね。
「この検索ワードで流入するユーザーには、この商品が売れるはずだ」といった、
マーケターさんのペルソナ設計が見えてきますね。
「買いたい」といった検索意図の「Buyクエリ 」
最後にご紹介させていただくのはBuyクエリです。
Buyクエリは、ユーザーの「買いたい」といった検索意図を示しています。
Buyクエリに応えるのはそこそこ難易度が高いです。
と言いますのも、
- 実際に売れているかどうか
- レビューはどのくらいついているか
- レビューは高評価かどうか
などのコントロールしづらい部分も、評価基準に入ってくるためですね。
しかし、コントロールしやすい部分もあります。
商品紹介ページや、商品紹介のLP(ランディングページ)などは、主体的に充実させる事が可能です。
まずは商品の魅力や特製、その商品が解決できる問題などをわかりやすく記載し、
ユーザーが安心して商品購入を決断できる情報量を記載しましょう。
その上でリスティング広告やSNS運用なども活用し、
商品の販売・認知を促進させ、販売数やレビューの評価を高めていきましょう。
最後に
ここまでお読みいただき、誠にありがとうございました。
今回はWEB制作における「WEBの捉え方」「検索意図(インテント)」に焦点を当てた記事でした。
少し主観的な部分も入ってしまいましたが、楽しんでいただけていたら嬉しいです。
今後とも金沢のホームページ制作会社ソラノデザインを、
どうぞよろしくお願いいたします!