公開日:2020.07.18 更新日:2022.09.11
目次
ブランディングを正しく覚えよう
マーケティング・商品の販促・企業のブランド化などに携わった方は、一度はこの「ブランディング」という言葉を見聞きしたことがあるのではないでしょうか?
ブランディングとは「ブランド」を形作るための様々な活動を指す言葉です。
しかしこの「ブランディング」、意外と正しく認知されていない事もあります。
今回はブランディングについて、多少掘り下げた記事を書いてみました。
ブランディングのわかりやすい例
今私が記事を書いているまさにこの瞬間、目の前に「ブランディングのとてもわかりやすい参考例」がありました。
皆さんもよくご存知だと思います、サントリーさんの「奥大山の天然水」です。
私は今日スーパーに行った時に、この水を買いました。
私は「水を買うならこの商品!」と決めているわけではありません。
しかし数ある天然水が並んでいるコーナーで、特に迷いもなくこちらの奥大山の天然水を手に取りました。
ではなぜ私は、迷わずこの商品を選んだのでしょうか?
今回ブランディングを考える上で皆さんに注目していただきたいのは、この商品の「ラベル」です。
こちらの商品はまさしく、「ブランディングに成功している」一例と言えるでしょう。
少なくとも私にとっては、「よく見る、安心して購入できる、有名なサントリーさんの商品」というイメージが無意識に定着しています。
では逆に、このラベルがない状態でスーパーに並んでいたらどうでしょうか?
….中身は同じにも関わらず、
この状態で店頭に並んでいても、消費者として購買意欲は湧きませんよね。
しかし中身は同じなんです!
こちらの写真は、先ほどの「奥大山の天然水」からラベルを剥がしただけなんですから。
つまりブランディングとは上記の例の様に、
商品のラベルやデザイン、商標、名称、キャッチフレーズなど、様々な要素を組み合わせる事で「ブランド」を形作り、
そして消費者に、その「ブランド」を認知させ、
類似商品や競合企業との差別化を図り、市場における自社の居場所を確保する活動なんです。
ブランディングとマーケティングは違うの?
結論から言いますと、ブランディングとマーケティングは似ている様で違います。
ここまでご覧いただいた方は、少なからず「マーケティング」と「ブランディング」の違いについて、何となく察しがついてきたかと思います。
ブランディングとマーケティングの違いをちゃんと理解していなければ、残念ながらどちらも失敗に終わってしまう事が多いです。
要点に絞って、ブランディングとマーケティングの違いについても、今回記事にまとめていこうと思います。
ブランディングとマーケティングの違い
簡単にご説明しますと、
マーケティングは、販売する側から消費者へ、商品や企業の魅力を訴えかける「市場を作る」活動で、
ブランディングは、消費者側から能動的に良いイメージを持ってもらうための「ブランドを作る、商品を売れるものにしていく」活動になります。
少し文字に起こすとわかりづらいですよね。
例えばあなたが、自社の商品をPRするためにパンフレットを制作したとします。
そしてそのパンフレットには、世間的に良いイメージを持たれている芸能人の方が、自社商品をPRする形で写っているとします。
もちろん自社商品のロゴもパンフレットには乗っています。
この場合は、
セミナーや講演会、営業、コンテンツマーケティングなどで、ユーザー(消費者)や見込み顧客を集める活動がマーケティングです。
実際にパンフレットを見た方が、「この芸能人知ってるからこの企業は安心だ。」「このロゴをよく見るなあ、信頼できそうだ。」などと思ってもらうための活動が、ブランディングです。
上記の例の様に、マーケティングとブランディングは似ている様で違うんですね。
ブランディングを検討されている方へ
自社のブランディングをするために、まずは企業のロゴを凝ったものにしようと思った場合、
グラフィックデザイナーに依頼すれば、本当に素敵なロゴを制作してくれます。
私はどちらかといえばグラフィックよりWEB寄りのデザイナーなので、
ロゴ制作のご依頼があった際は提携しているグラフィックデザイナーの子に作業してもらうことが多いですが、
グラフィックデザイナーさんが作るロゴは、本当に素敵で印象に残るロゴなんです。
しかしロゴの制作は「ブランディング」です。
ブランディングはマーケティングとセットで行うことで真価を発揮します。
ブランディングを行い自社製品や自社の認知を向上させたい方は、
是非「ブランディング」と「マーケティング」、双方を理解している制作会社さんにご依頼してみてください。
もちろんソラノデザインでもOKです。
ブランディングを成功させるために、ブランディングとマーケティングの違いをしっかりと理解し、
費用対効果の良い企業活動を行っていきましょう!