公開日:2020.04.23 更新日:2020.06.25
目次
コンテンツファーストという考え方
こんにちは、金沢のWEB制作事務所、ソラノデザインを運営しています角田です。
今回は「コンテンツファースト」というWEB制作手法について、記事にまとめたいと思います。
「コンテンツ」という言葉は広義で使われていますが、コンテンツマーケティング・WEBマーケティングにおいて「コンテンツ」という言葉は、主に「伝えたい情報」「記事の内容(文字)」などの意味を指します。
ホームページの制作は、従来ではまずデザイン優先で、デザインに合ったテキストを後から決めて、当てはめていくというのが主流な手法でした。
下の画像が、従来のWEB制作のフローです。ライティング(テキスト作成・選定)はデザインの後が基本です。
そして下の画像が、「コンテンツファースト」でのWEB制作フローです。
コンテンツファーストが誕生した背景
今は昔と違い、パソコン、タブレット、スマートフォンなど、WEBサイトを閲覧する際の端末は多様化し、それぞれ画面サイズ(横幅、縦幅)が違います。
この端末間のデザインを調整するのが、「レスポンシブWEBデザイン」というもので、現代のWEB制作には当たり前に必要な作業となっています。
スマートフォンからの閲覧が50%を超えている現代社会では、パソコンから見れても、スマートフォンからでは見えない・見にくいWEBサイトだとユーザーが離れていきますので、時代の流れと言えますね。
しかしそんな時代の流れから、様々な端末に対応するためWEBデザインは、紙媒体のデザインとは大きく差をつけ、「決められた枠でデザインする」必要性から解放されました。
そのためチラシなどと違い、「決められた枠に決められた文字数で」というデザインの必要性からも解放されつつあります。
「それなら、文字数にも制限をかけずに、ユーザーに必要な情報を適切な量提供していこう」という考えから始まったのが、コンテンツファーストです。
コンテンツファーストのWEB制作のメリット
コンテンツファーストのWEB制作は、「コンテンツマーケティング」が流行っている現代のWEBマーケティングととても相性が良いです。
コンテンツファースト型の制作プロセスは前述の通り、「ユーザーに伝えるべき情報」をまず完成させます。
もちろん、制作の最後に多少の調整は必要ですが、まず最初にテキストや必要な画像・図などを完璧にまとめあげるのです。
「どれだけ綺麗なデザインにするか」ではなく、「誰にどんな情報を発信していくのか」という部分に焦点を当て、ただ情報量を多く書くのではなく「一番伝わりやすい情報量」を意識して制作を行います。
そのため自然とWEBサイト自体に顧客に直結しそうなユーザー(見込み顧客)が集まってきますし、ニーズに合った検索ワードで、Google検索一覧画面に表示される結果が得られます。
コンテンツファーストのWEB制作は、従来のWEB制作手法に比べ「ユーザーに伝えたい情報が伝わりやすく」「マーケティングの観点から見て正しい」制作手法なんですね。
現代のWEBマーケティング・SEO対策業界で最も浸透している名言に、「Content is King(コンテンツは王様)」という言葉があります。
この言葉は有名なビル・ゲイツさんの名言のひとつで、WEB業界がコンテンツ全盛期の現代を象徴する言葉といえます。
「コンテンツSEO」「コンテンツマーケティング」がWEB集客の中心となる今、是非「コンテンツファースト」のWEB制作にトライしてみてください!