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小さな制作会社の代表がビジネスについて思うこと

SCROLL

公開日:2026.05.15    更新日:2026.05.15

いつもご覧いただき誠にありがとうございます。
ソラノデザインの角田です。

相変わらずWEBマーケ関連を深掘りして勉強したり、働く毎日。

 

制作会社を立ち上げ後、
通販事業を軌道に乗せたり、
イオンモールさんに小売店を出店したりと、

本当にバタバタの起業後の5年間でしたが、

 

私も33歳になり、
色々と起業時とは価値観や見えるものも違ってきたので、
節目として、ちょこっとしたコラムです。

 

 

ブログを書くのも久しぶりです。

コンテンツはAIで生成できるよう時代が変わりましたし、
個人のローカルマシンにclaudeを導入することにより作業効率が圧倒的に上がったりと。

 

価値観はもちろん、テクノロジーの進化も恐ろしいスピード。

必ず5年前と今で、感じることは違うはず。
今日は素直に文字に起こしていきます。

 

 

「独占」の大切さ

まずこの頃、近しい同級生の経営者とよく話すのはこの話題です。

 

「競争」では儲からない。
「独占」でないと、大きな利益は出ない。

 

そして「独占」とは、
既存の市場に後発で参入するだけでは、絶対に手に入らない。

 

 

「本物のイノベーション」でないと、
真の意味でのゼロイチにはならない。

 

 

ということです。

 

 

 

 

多くの成功企業は、実質的な「独占」を作ってきました。

 

 

インスタの投稿者がまだ少ない時期に、センスのある写真を投稿し続け、認知を独占する。

Twitter広告のCPAが異常に安い時期 = ほとんどの企業がまだTwitterに広告投資をしていないタイミングで、広告を回し切り、異常なCPAで顧客基盤を作り、市場を独占する。

ECプラットフォームの発達がまだ甘い時代に、書店からCD・DVD、そして包括的な小売プラットフォームへとゼロイチを進め、独占を築く。

 

 

独占禁止法もあり、「独占」に関してはネガティブな印象がありますが、

「独占」こそが、企業に利益をもたらし、中長期での高水準な安定をもたらす。

これは事実であると、確信しています。

 

 

一方で、弊社の小売事業も、WEB制作の事業も。

すでに存在していた市場に、後発で参入したにすぎません。

 

独占とは程遠い、「競争」型のポジション・事業です。

 

「競争」型の事業は、努力で作れてしまう

はっきり言いますと、弊社のような「競争」型の事業を立ち上げるのは、難しくありません。

 

ネット上に無数のレビューやデータがあり、
全てAIに読み込ませれば、エンドユーザーのインサイトの大枠は、数時間で可視化できます。

 

マーケティングをハックするのも良いでしょう。

やり切り力さえあれば、ロジックは本を読むまでもなく、ネットに大量に落ちています。

 

 

こういった既存市場は、

ある程度の努力と地頭があれば、

あとは何か「競合に対する異常値」を出すだけで成功します。

 

それはフォロワー数でもいいし、CPAでもいい。

SEOでも、営業力でも、愛嬌でもいい。

代理店様への折衝力でも、ストレス耐性でもいい。

 

 

いわゆる4Pと言われる、

プロモーション、プロダクト、プライス、プレイスのどれかで、

何か「異常値」を出せれば、小さなビジネスは作れる。

 

ソラノデザインがまさにそうで、

弊社はSEOやSNSマーケのスキルで、どの事業でも他社よりCPAが異常値。

こつこつ積み上げるコンテンツマーケの継続力が異常値。

 

そしてそれを、クライアント様に還元できるプロダクト力も異常値で、

それを東京でやらないというプレイスも優位性があり、

プライス部分でもコストリーダーシップ戦略をとり、異常値。

 

 

私にとって最初の事業だったので、ビビリな私は保険に保険を重ね、

マーケティングの4P全てに異常値を出す設計で、

ソラノデザインのWEB制作事業を立ち上げました。

 

はっきり言って、「これで成功しないわけがない」と言える設計でした。

 

 

 

つまり、再現性のある異常値を、計画的にハックする。

だからこそ成り立っている事業です。

 

 

ただ、ここで強調したいのは、

「努力で作れてしまう事業」は、裏を返せば、誰にでも作れてしまうということです。

 

参入障壁が、自分の努力量でしかない。

それは、いつか必ず追いつかれるということでもありますし、

トップラインの低さを、自ら露呈しているようなものです。

 

頑張った年で、1億くらいじゃないでしょうか。

 

成功者には、2種類いる

ここまで経営してきて、ひとつ気づいたことがあります。

 

成功している経営者・事業家を見ていると、

大きく2種類に分かれるな、と。

 

ひとつは、時代の流れが、たまたま上手くやってきた人。

 

本人の実力もありますが、

「ちょうどそのタイミングで、その市場にいた」という運の要素が大きい人。

 

もちろん本人の努力と才能を、尊重しないような非礼はしません。

 

しかし、事業において「タイミング」「時代」はとても重要なんです。

 

 

「今、このタイミングでその事業をやる理由は何か。」

という問いに完璧な答えを用意できるかどうかは、

2025年以降、私が新規事業立ち上げを行う上での重要な問い(自問自答)になりました。

 

 

そしてもうひとつの成功者とは、

時代の流れを読み切り、設計のもとで、その流れに乗った人。

 

 

後者の経営者は「これから何が起こるか」を逆算し、

意図的に、独占できるポジションに賭けにいった。

 

 

私は本当に、後者の経営者はレベルが違うと思っています。

 

 

前者と後者は、結果だけ見れば同じ「成功者」です。

しかし、再現性がまるで違う。

 

もし欲を言って良いのなら。

そして私が目指したいのは、当然、後者です。

 

大切なのは、市場選定

5年間やってきて、一番痛感しているのがこれです。

事業の成否は、能力よりも市場選定で決まる。

 

これは、起業当初の自分には見えていなかった景色です。

 

 

昔は「努力すれば、能力さえあれば、なんとかなる」と思っていました。

 

 

しかし、それは違いました。

 

私の努力や、自認する現場での能力なんて、マクロで見たときに何の意味もなかった。

 

プライドや自己顕示欲を守るために、その事を否定していた20代の自分が、

若く可愛くも見えますし、愚かで未熟だとも感じます。

 

 

いろんな事業のIRなり資料を読んで気がついたことは、

能力がある人が、間違った市場で努力すると、むしろ大きく失敗する。

 

能力がない人なら、間違った市場でも、小さく失敗して撤退できる。

 

 

でも能力がある人は、間違った市場でも「そこそこ戦えてしまう」。

だから、撤退の判断が遅れる。

時間と労力と資本を、衰退していく市場に注ぎ込み続けてしまう。

 

現場での能力は、状況によっては「足かせ」になる。

 

正しい市場を選んで初めて、能力は「武器」になる。

 

これは33歳の今の自分でないと、

冷静に言語化できなかったと思います。

 

大切な気づきです。

 

AIによる、ホワイトカラー職の衰退

市場を見極めるために、

今、目を逸らさず受け止めなければならない現実は何か。

 

私は、これだと思っています。

 

ホワイトカラーの仕事は、AIによって衰退していく。

バイアスに引っ張られない力が必要です。

 

誰しもが「自分が頑張ってきたことが、なくなるはずがない」と信じたいバイアスに駆られます。

 

でも、本当は皆、見たくないだけで、心のどこかでわかっていると思うんです。

弊社のWEB制作事業も、本質的にはホワイトカラーの受託業です。

 

AIが来ている今、市場の競争構造が激しい今、

WEBの受託で上り詰めようと、どれだけ頑張っても。

 

今の時代にこれを頑張り続けても、少しタイミングは悪い。

 

 

自分が積み上げてきた事業に、誇りも愛情もあります。

でも、現実を受け止めなきゃなと。

 

そんな風に時代を享受する自分もいます。

 

だから数年前から、ホワイトカラー職以外のビジネスモデルの経験を積んだり、苦労を積んだりすることで、自分の中に体験資産・経験資産を積んできました。

 

ビジネスモデルの寿命は、これからもっと短くなる

そして、ここからが本題かもしれません。

 

これから、時代の流れの速さは、おそらく、さらに加速します。

 

ということは。

ビジネスモデルの寿命は、これからどんどん短くなる。

 

一つの事業を立ち上げて、それで一生食っていく。

そういう時代は、もう終わりつつあります。

 

これからの経営者に必要なのは、

時代に合わせて、次々と事業を作り替えていく力。

 

一つの事業に骨を埋めるのではなく、

「今の時代にはこの事業」「次の時代にはこの事業」と、

ポートフォリオを組み替え続ける。

 

これが前提条件になっていく。

 

では、どうするか

ここまで書いてきたことを、整理します。

もし「安定」だけが欲しいのであれば、答えはシンプルです。

 

マーケットインで、既存の市場に後発で参入すればいい。

 

需要があることは、すでに証明されている。

あとは「競合に対する異常値」を一つ作れば、食ってはいける。

 

弊社が、まさにそうやってきました。

ただし。

 

それでは、大きくは儲からないし、

マズローで言うところの、安全欲求は満たせても、

自己実現欲求は満たせぬまま、

人生が過ぎていく。

 

「競争」型のポジションである以上、

利益率にも、トップラインにも、ビジネスモデルの美しさにも、限界がある。

 

 

そして参入障壁が努力量しかない以上、いつか追いつかれる。

だから、結論はやはりここに戻ってきます。

 

大切なのは、「独占」。

 

正しい市場を選び、

TAM・SAM・SOMをちゃんと見る。

 

 

その上で、時代の流れを設計のもとで読み切り、

本物のイノベーションで、競争のない場所をゼロイチで作る。

 

 

簡単ではありません。

 

アイディアと、「実行するべきタイミング」が重なり合うまで、待つ必要もある。

だから私にとって今は、持久戦の時期です。

 

 

「競争」型の事業で食いつなぎながら、

時代の流れを観察し、読む力を鍛え、

次の「独占」の種を探す。

 

 

なぜ、ここまで「成長」にこだわるのか

ここまで読んで、こう思った方もいるかもしれません。

 

「そんなに成長、成長と言わなくても、いいんじゃないか」

「今あるもので、そこそこ食えているなら、それで十分じゃないか」

 

その気持ちは、すごくよくわかります。

 

 

最近は「もう成長しなくていい」「現状維持こそが平和だ」という考え方や、

 

「脱成長こそが優しさだ」という価値観も、よく見かけるようになりました。

でも私は、その考え方に、ずっと違和感を持っています。

 

 

 

人も、会社も、

 

成長が止まると、

「新しく何かを生み出す」ことをやめてしまいます。

 

 

新しく生み出すのをやめると、どうなるか。

「既存のパイを、奪い合う」しか、なくなります。

 

 

成長を捨て、

一見、「平等」や「平和」に見える状況に片足を突っ込んでも、

 

「皆よりこっそり楽したい」「うまく立ち回って、皆よりこっそり得したい」

という人は必ず現れ、

 

「既存の資産を、奪い合う」戦争になる。

 

いわゆる、ゼロサム戦争です。

 

 

パイ(全体の大きさ)が大きくなっていれば、

みんなの取り分を、同時に増やすことができます。

 

でも、パイが大きくならないと決まった瞬間、

自分の取り分を増やす方法は、たった一つになります。

 

誰かの取り分を、減らすこと。

 

これが、ゼロサム戦争です。

 

 

会社の中なら、社内の足の引っ張り合い。

「私だけ上手く楽したい。」

「私だけ上手く得したい。」

 

そんな人も、感情も消えはしない。なぜならそれが人間です。

 

 

 

業界の中なら、過剰な値下げ合戦。

国と国なら、最悪の場合、争いごとそのもの。

 

 

 

成長が止まった組織や社会は、

優しくなるどころか、内側から、既存のパイを食べ合い、奪い合い、すり減っていきます。

 

そして最後には、滅びていく。

 

 

 

歴史を振り返っても、例はいくらでもあります。

 

だから私は、こう考えています。

「成長を、ちゃんと追いかけること。」が、再現性のある、一番の平和主義。

 

 

成長とは、新しい価値を生み出し続けること。

新しい価値を生み出し続けるかぎり、奪い合いにならずに済む。

 

みんなの取り分を、同時に増やしていける。

 

 

自分の経済圏だけでも、幸せにできる。

 

 

 

「現状維持が平和」なのではありません。

現状維持は、奪い合いのはじまりです。

 

人間は、そんなに綺麗な生き物じゃない。

 

もちろん、美しい面もあるからこそ、

よく友人と飲みにいくのが趣味なくらい、

人が好きなんですけどね。

 

 

 

 

しかし歴史を見るに、「”成長を止めること” “成長をやめること” が優しさ」だとは、

私は思えません。

 

 

成長を止めることは、誰かから奪うことを、ゼロサムを、静かに受け入れることです。

 

 

 

私が「独占」を作りたい、「イノベーション」を起こしたいと言っているのは、

ただ自分が大きく儲けたいから、ではありません。

もちろん、儲けたい気持ちはあります。

 

しかし大切なのは、

「奪い合う側」ではなく、「新しく生み出す側」でいたい。

それはこの5年を通して感じた、自分なりの倫理観です。

 

33歳、起業して5年目。

 

5年前は「競争」のフィールドで異常値を出すことに必死でした。

それ自体は、間違っていなかったと思います。おかげで食えるようになったので。

 

 

 

でも、これからの5年は。

 

「競争」で食いつなぎながら、「独占」を設計する5年。

 

そして、奪い合うのではなく、生み出す側に回るための5年にしたい。

 

 

そんな事を考えつつハードワークしております。

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