公開日:2025.09.02 更新日:2025.09.02
いつもご覧いただきありがとうございます。ソラノデザインの角田です。
2025年5月以降、Googleの検索アルゴリズムにいくつか大きな変動がありました。
順位が落ちてしまった方もいれば、逆に上がった方もいらっしゃると思います。
この記事では、最近の変動を振り返りながら「もし順位が落ちてしまった場合に、どこを見直すべきか」を整理してみます。
目次
この数ヶ月で起きた大きな変動
2025年6月のコアアップデート
6月末から7月にかけて実施されたコアアップデートは、ここ数年でも最大級の変動でした。
大手サイトが一部順位を落とし、これまで目立たなかった中小規模のサイトが上位に食い込むという現象も多く確認されています。
Googleの基本的な方針は「ユーザーにとってより役立つコンテンツを上位に表示する」ことです。
そのため、規模の大小に関わらず、ユーザー目線で有益と判断されるページはしっかり評価される流れにあります。
2025年8月のスパムアップデート
8月にはスパムアップデートが実施されました。
不自然な被リンクや自動生成コンテンツに依存しているサイトは順位を下げ、正攻法で情報を発信しているサイトが相対的に安定する形になっています。
中小企業のサイトでも「昔からのリンク施策」が残っている場合は、一度見直してみると安心です。
特にこの「自動生成コンテンツに依存しているサイトは順位を下げ」というところが2025年らしく、
GoogleもアルゴリズムにAI対策を盛り込んできたのが印象深いです。
SEOにおいて大切な「専門性」を上げるためだけに書かれた記事などが、
逆にマイナスに働く時代になったと言えます。
昨年に引き続き「誰が著者か」が重要視される傾向が強まったため、
著者を明記する事や、独自性のある、AIにも頼らない文章であることが求められる時代になるでしょう。
ソラノデザインの代表、個人的にはですが、
「読まれる文章」をGoogleが重要視するのであれば、
私たちがKPI(定量的な目標)にするべきは「読了率」「滞在時間」なのではと、仮説を立てて検証中です。
その他の動き
名前のついたアップデート以外でも、Googleは「ユーザー体験の快適さ」を重視する方向を強めています。
ページ速度、モバイルでの見やすさ、広告やポップアップの量――こういった要素が以前よりも検索順位に直結しやすくなっています。
メディアサイトなどを見ていても、「ポップアップの量が多いサイト」で順位を落としたサイトを、
私個人でもいくつか観測しています。
「ユーザーファーストをいかに突き詰めるか」がやはり大切なプラットフォームになりそうですね。
順位が下がったサイトにありがちなこと
- コンテンツが薄い・独自性がない:他サイトと似た内容やキーワードを並べただけの記事は評価が下がりやすい
- 不自然なリンク施策:リンク集や購入リンクなどは逆効果に
- ユーザー体験の不備:スマホで文字が小さい、速度が遅い、広告だらけなど
- 技術的SEOの不足:タイトル・見出し・内部リンク・構造化データが整っていない
Googleが伝えていること
Googleは「順位が下がったからといって罰を受けたわけではない」と繰り返し発信しています。
単純により良いコンテンツが他にあったからそちらが上に来た、ということです。
ですので焦って小手先の修正をするよりも、腰を据えてコンテンツやサイト全体を見直すのが大切です。
見直すポイント
- ユーザーファーストのコンテンツ:検索意図を満たし「もう他を探す必要がない」と思ってもらえるページを意識する
- E-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性):実務経験や事例を記事に盛り込み、信頼できる発信者であることを示す
- モバイル対応と速度改善:スマホで快適に読めるか、読み込みが速いかを常にチェック
- コンテンツの棚卸し:似たような記事をまとめる、薄い記事は追記するか統合する
- 技術面のチェック:Search Consoleでエラーやインデックス状況を確認し、構造化データも導入する
まとめ
ここ数ヶ月のアルゴリズム変動は、順位が下がった方にとっては不安もあると思います。
ただし、Googleの方針は一貫して「ユーザー第一」です。
順位が落ちたときこそ、自分のサイトがユーザーにとって役立っているかを見直すチャンスでもあります。
小さな改善でも積み重ねれば必ず成果につながります。焦らずに、一歩ずつサイトを良くしていきましょう。