株式会社自遊花人様 | 金沢の水引メーカーのブランドサイト制作
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https://www.jiyukajin.net/水引という素材を、どう見せるか
金沢市清川町の株式会社自遊花人様。2011年に設立され、水引を使った製品の開発・製造・販売をされている会社様です。
水引と聞くと、ご祝儀袋にかかっているあの飾り紐を思い浮かべる方が多いと思います。実際、私も最初はそうでした。ところが自遊花人様の作られているものは、髪飾り、イヤーカフ、リング、ペンダント、トレー、照明、バッグ。ご祝儀袋の印象しか持っていなかった身としては、打ち合わせで実物を見せていただいた時にかなり驚きました。
一本ずつ職人さんが手で結んでいく。その手仕事の密度が、写真で伝わるかどうか。このサイトの成否はほぼそこにかかっていると考えました。
3つの事業を、1つのサイトに同居させる
自遊花人様のサイトが少し特殊なのは、性格の違う事業が並んでいることです。
- アクセサリーやインテリアを買いたい一般のお客様
- ホテルや旅館の空間装飾を検討している建築・内装の事業者様
- 金沢を訪れて水引体験をしたい観光のお客様
この3者は、求めている情報も、意思決定のスピードも、予算感もまったく違います。全員に同じトップページを見せて、全員を満足させるのは難しい。
そこで、トップページはブランドの世界観を伝えることに専念させて、そこから「作品」「空間装飾」「水引体験」へ分岐させる形にしました。ひとつの入口から三方向へ、迷わず降りていける構造です。
「和のこころ・和のかたち」を言葉だけで終わらせない
コンセプトを掲げているサイトは多いのですが、掲げただけで終わっているサイトも同じくらい多い。
自遊花人様は「日本人の心をかたちにした水引を世界に発信します」という明確な意志をお持ちでした。だからこそ、余白の取り方、写真の切り取り方、文字組みの静けさといった、言葉になっていない部分でそれを支えるデザインが必要でした。にぎやかに情報を詰め込めば詰め込むほど、この会社様の価値は目減りしてしまいます。
引き算のほうが難しい。あらためてそう感じた案件でした。
この度はご依頼、誠にありがとうございました。