公開日:2020.06.28 更新日:2021.03.08
目次
WEBマーケティングに応用!ユーザーの購買プロセスについて
こんにちは、ソラノデザインの角田です。
今回はいつもより少し小難しい話をしようと思います。
WEBマーケティングをする上で知っておくべき「ユーザーの購買プロセス」について、
ずっと記事に書きたかったんですが、
「興味ない」「小難しくて読む気しない」といった方も多いのでは….といった怖さから書いていませんでした。
いつも本ブログを読んでくださっている方、ありがとうございます。
今回は少し「ホームページ制作」からずれて、「WEBマーケティング」の話をさせていただきますね。
集客・マーケティングでは、かなり役に立つ知識だと自負していますので、
お時間ありましたら、是非ご覧になってください!
AIDMA、AISAS、AISCEAS
突然ですが、ユーザーの購買プロセスでこれまで有名だったものをご紹介させて頂きます!
それは下記の3つです!
- AIDMA(アイドマ)
- AISAS(アイサス)
- AISCEAS(アイセアス)
噛み砕いて上記3つをご説明すれば、
広告やCMなどを活用し、ユーザーの興味を引く事で顧客を集め、
そこから購買の「検討」に持っていく
といったプロセスですね。
詳細を見ていきましょう!
AIDMA(アイドマ)
AIDMA(アイドマ)の歴史は古く、1920年代に提唱された概念です。
AIDMAでは消費者の購買プロセスを、下記の5段階に分けています。
- Attention(注意)
- Interest(関心)
- Desire(欲望)
- Memory(記憶)
- Action(行動)
それぞれのプロセスの頭文字をとって、AIDMA(アイドマ)と呼ばれているわけですね。
例えば、あなたが楽器好きだったとしましょう。
SNS広告で最新のギターを見て(Attention:注意)、興味が湧き(Interest:関心)、
欲しいという欲求が生まれ(Desire:欲望)、商品を覚え(Memory:記憶)、
そして購入(Action:行動)に繋がるという考え方、それがAIDMA(アイドマ)です。
AISAS(アイサス)
次はAISAS(アイサス)について確認してみましょう!
AISASと、次項でご紹介しますAISCEASは、インターネットの普及により消費者の行動が変わった為提唱された概念です。
AISASは1995年に提唱され始めたようですね。
- Attention(注意)
- Interest(関心)
- Search(検索)
- Action(行動)
- Share(共有)
前項のAIDMA(アイドマ)との違いにお気づきでしょうか?
まず、AIDMAでは3つ目が「Desire(欲望)」だったのに対し、
AISAS(アイサス)では3つ目が「Search(検索)」となっています。
私も実際に、商品に関心を持ったら、その後ついついWEBで検索してしまいますね。
また、AIDMAでは4番目のプロセスはMemory(記憶)でした。
対してAISAS(アイサス)では4番目のプロセスは「Action(行動)」になっています!
(「Memory:記憶」がなくなった!)
これは端末にブックマークする、欲しいものリストに入れる….などが当たり前になった現代のIT社会において、
Memory(記憶する)プロセスの必要性が希薄になり、
4番目の購買プロセスにMemoryを飛ばしてAction(行動)が入ったんですね。
そして5番目の購買プロセスは現代ならでは、AIDMAでは存在していなかったShere(共有)が入っています。
皆さんお察しの通り、購入したものをSNSやスマートフォンのカメラで、簡単にシェアできる時代となったからですね。
AISCEAS(アイセアス)
ちょっと前項が長くなってしまいましたが、次はAISCEAS(アイセアス)のご説明です。
AISCEAS(アイセアス)は2005年になって提唱された、AISASをさらに細かく分類した購買プロセスです。
- Attention(注意)
- Interest(関心)
- Search(検索)
- Comparison(比較)
- Examination(検討)
- Action(行動)
- Share(共有)
AISASに比べAISCEAS(アイセアス)では、
4番目のプロセスに「Comparison(比較)」、
5番目のプロセスに「Examination(検討)」が追加されていますね。
DECAX(デキャックス) – 近年話題の、新しい購買プロセス
そして近年、新しい購買プロセスが発表されています。
私がこの記事で本当にご紹介したかったのは、このDECAX(デキャックス)なんです!
近年、「AIDMA」や「AISAS」にかわって「DECAX(デキャックス)」がとても注目されています。
AIDMA・AISAS・AISCEASでは、ユーザーとの関わりが、初めは必ず「Attention(注意)」から始まっています。
しかし下記のように、DECAX(デキャックス)では「Discovery(発見)」から購買プロセスが始まっているんです!
- Discovery(発見)
- Engage(関係)
- Check(確認)
- Action(購買)
- Experience(体験と共有)
つまり、ユーザーが自ら発見するところから購買プロセスが始まっているんですね。
その為DECAX(デキャックス)は、
広告やCMを利用した「Attention(注意)」から購買プロセスが始まるAIDMA・AISAS・AISCEASとは大きく異なります。
なんで購買プロセスを覚えたり学習する必要があるの?
ここまでお読みいただいた方、お疲れ様です。
そろそろ本記事は書き終えますので、もう少しだけお付き合いください。
ここまでお読みになっていて、「で、この購買プロセスの知識って、なんの役に立つの?」と思った方はいらっしゃいませんか?
実は先ほどご紹介させていただいた購買プロセスの「DECAX(デキャックス)」、
今ご覧になっているこの記事にも大きく活用されているんです!
この記事、お読みいただいている皆さん、
当サイトに「広告」から辿り着きましたか?
「自発的に」当サイトに辿り着いていませんか?
おそらく8割ほどのユーザーさんは、「ホームページを作りたい」「WEB集客の知識が欲しい」「WEBにまつわる事を検索していて」当サイトにたどり着かれたかと思います。
実際に当サイトが、DECAXの購買プロセスを理解し、利用する事で、
マーケティングを行っているといったわけですね。
そして「ホームページの制作依頼先に悩まれている方」が、
「こんなにマーケティングに詳しいなら、ソラノデザインさんにお願いしようかな」と思ってくだされば、
私のDECAX購買プロセスを意識したWEBマーケティングは、大成功と言えるかと思います。
また、「ソラノデザインさんとお仕事してみたいな」といった方からのお声かけ、
「SNSのシェアやいいねによる、知名度の拡散」も、本記事を執筆した私の狙いです。
こういった形で、DECAX型のWEBマーケティングは、どんどんと色々なところで流行ってきているわけですね。
ビジネスをする上で、
従来のプッシュ方の広告手法(AIDMA、AISAS、AISCEAS)だけに頼りきりになっていると、
新しい時代の集客についていけなくなる事もあると思います。
今は昔と違い、企業よりも消費者のほうが情報を持っている時代です。
その為、近年、色々な企業様や大学様が、「WEBマガジン」「オウンドメディアサイト」を運用する事で、
「ユーザーが自発的に発見してくれる」DECAXの購買プロセスを意識したマーケティングを行っているというわけなんですね。
そして最後に宣伝にはなってしまいますが、
「WEBマガジン」「オウンドメディアサイト」制作をご検討中の方、もしこの記事をご覧になられてましたら、
SEO対策やWEBマーケティングにも強く、費用対効果の高い「ソラノデザイン」までご相談ください。
DECAXを意識した「コンテンツマーケティング」がスムーズ行えるメディアサイトを、提供させて頂きます!