公開日:2025.11.04 更新日:2025.11.14
いつもご覧いただき誠にありがとうございます。
ソラノデザイン合同会社、代表の角田です。
しばらく、マネジメントの考え方、
部下への期待値の持ち方等、
個人的に感じてた課題をクリアするまで、
1年ほど採用は控えていたのですが、
2ヶ月前〜今月、
事業側の都合もあり、
本当に久しぶりの雇用を行っています。
「皆が60歳まで続けられる会社にできるかどうか」
「続くビジネスモデルを作れるか」
これがやっぱり、ちょっとプレッシャーです。
どうやったら後30年続くビジネスモデルになるかな、
今はどういう市況だろう、
そんな事を知り合いと話したり、考えたりして過ごした、ここ数ヶ月。
せっかくなら考えてた事をコンテンツにしちゃおうという事で、
本日は「久しぶりに求人を出して感じる、WEB周りの事業の市況感。」というテーマで、
コラムを書いていきます。
宜しくお願いいたします。
目次
ビジネスが続く = キャッシュが潤沢で時代の変化に対応できるビジネス

私もエンジニア上がりの人間なので、
昔は今ほど「お金お金」していなかったのですが、
なんだかんだと、キャッシュが潤沢なビジネスは、
何か波があっても乗り越えられます。
お金は大切です。
雇用を守る、ビジョンを叶える、なんだってそうです。
潤沢なキャッシュがなければ、
心に余裕も生まれない、会社に余裕も生まれない。
夢も叶わない。
提供したい価値を、提供できない。
これは経営をしていて本当に痛感している事でして、
拝金主義にならないよう自分をコントロールしながら、
いかにキャッシュを増やすか、というゲームをしなければいけません。
そんな前提で、市況を分解しました。
また、キャッシュが潤沢なだけでなく、
「時代の変化に対応できる安定感」も重要です。
儲かるビジネスモデル&中長期で続く安定性のあるビジネスモデルは、
大きく分けて下記かなと考えています。
- ストックビジネス系(リピート商材)
- フランチャイズ系
- 大手メーカー系
- インフルエンス力 or 教祖力系ビジネス
- (個人的にあまり好みませんが)情報商材系
- 時代の流れに乗る系
ストックビジネス系(リピート商材)
まず最初に取り上げたいビジネスモデルは、
「ストックビジネス(リピート商材)」。
元々SaaSなどは人気のビジネスモデル。
ペットフードなどのリピート商材も然り、
ストックビジネスは成功すれば安定性の高いビジネス。
その反面、競合も多く、特に健康食品系のリピート商材、
ダイエット系のリピート商材などは、
とんでもない強者・プレーヤーだらけで、
ビジネス構築が大変といった印象です。
しかしやはり、改めて、ストックビジネスには魅力を感じます。
というのも、この頃オーガニックでの流入獲得が、
特にtoCビジネスで難しくなってきたからです。
1顧客獲得するのに必要なコスト(CAC)の上昇
CPAという単語は、WEB業界では有名です。
1顧客獲得にかかった広告費用などを指す言葉ですね。
そして、
1顧客獲得にかかった費用を、
広告費も人件費も全ての費用を含めて算出するのが、CAC。
この頃、私はWEBに携わる人間として、
CAC(1顧客獲得にかかる費用)が上昇しているのを感じますし、
これからもその流れは続くと思っています。
むしろ、「WEB業界」はこれまでが「ボーナスタイム」でした。
我々のような持たざる者、小さな会社でも、
運用を頑張ればSNSで顧客を獲得しやすかった時代です。
しかしSNSのユーザー数が右肩上がりに伸びるなか、
現状もそうですし、これからはこれまで以上に、
「SNSで顧客を簡単に獲得できる時代」は終焉に向かっていくと感じています。
また、AIの出現も、遠回りではありますがSNSのオーガニックリーチの低下に影響していると感じています。
例えば、ある有名なSNS企業の決算を見てみますと、
この頃かなり利益を減らしています。
売上自体は大きいのですが、利益を減らしている。
恐らくその会社は、
これからの時代生き残るために、
「今はAIにお金をジャブジャブ投資する」フェーズなんじゃないでしょうか。
つまりそのSNS大企業としても、
今はオーガニックリーチを減らすアルゴリズムにし、
多少反感を買うリスクをとってでも企業に広告費を払わせ、
その上がった売上・資金でAIに投資するフェーズ。
決算を見ていても、どの大手プラットフォームも、
このAIによる時代の変化に対応するために、
「売上を最大化するぞ」と気合いの入った時期を迎えるでしょう。
と言いますか、どう見ても今の世の中は、
合理的に考えればそういう構造です。
しかしそうなると我々のような、
大手プラットフォーム上でビジネスを構築するような、
日本のスモールビジネス界隈は都合が悪い。
- SNSに投稿しても閲覧が伸びづらい
- オーガニックで顧客を獲得できない
- フォロワーが増えない
- 画像じゃダメだ動画を作らなきゃいけない
- 制作費がかかる
- 人件費がかかる
- 広告費もかかる
この流れはどの企業にも確実に訪れます。
まとめるとCACの上昇です。
つまりこれからは、
「1顧客の獲得単価」が上がっていく5年間。
さらに言えば、日本は物価も上がっていきますし、
収入や利益が上がらなければ、
事実上の減給や、衰退が起こります。
さらに悪い要素として、
「仕事がAIに取られる」のではなく、
「仕事が海外製のAIに取られる」のがかなり問題だと思っていまして、
これからより日本のお金は海外に流れ、
円安、輸入コスト・原材料の上昇、物価高は続くでしょう。
そこから逆算して考えたのが、
いかにCACを下げるかの勝負は、
これからの時代、分が悪いという事。
それは、時代に逆行する動き方ですし、
時代に逆行して良いことなど殆どありません。
スマートフォンを否定して使わなかった人たち、
PCを否定して使わなかった人たちが、
今仕事しづらくなっているのと同じです。
CACは上がっていく前提で、
そして物価も含め企業も個人も、
リビングコストが上がっていく前提で、
成長していくビジネス、
なおかつ続くビジネス。
これまでも人気なビジネスモデルでしたが、
やはり「ストックビジネス系(リピート商材)」を構築しなきゃなと、
ソラノデザインも感じています。
しかし、事業者側の都合でリピート商材にしても、伸びづらい。
しかし、事業者側の都合でリピート商材にしても、伸びづらい、
という原理原則も感じています。
例えば、雑貨をサブスクで売ります、
などは、雑貨の小売業もしている弊社で当然上がったアイディアでしたが、
実質「顧客から見て価値の薄いサブスク」は、
解約率も高く、ジリ貧になりがちです。
柔軟剤やシャンプーなど、
「顧客目線でリピートしたくなるもの」で、
そもそも戦わないといけません。
そう考えますと、やはり「青汁」をリピート商材と捉え、
Twitterの黎明期、まだTwitter広告を出している会社が少ない = CPAが安すぎる時期に、
青汁というリピート商材を販売して財産を作った社長さん、
天才だなと改めて感じますね。
採用市場の人材から逆算して成り立つビジネスを作る
このコラムでさらに、
私が考える収益性と安定性に優れたビジネスモデルを記載していくのですが、
その前に「採用市場」「人材不足」についても考えないといけません。
この頃、ちゃんと資本主義を理解して、
仕事に取り組む人たち、そしてやる気のある人たち、
というよりは、
自分が生きている環境の仕組みや、
資本主義の仕組みに興味・関心を持って生きてる人たちが、
本当に減ったと感じています。
ビジネスをする上で、
何が現実で、どんな市況で、
誰がどんな負担を背負っているか。
誰がどんな成果を上げているか。
どんなふうに利益が出て、自分の給与は発生しているのか。
そんな「当たり前」「現実」を正確に判断できない人は、
先進国では、これからもどんどん増え続けると思います。
現実を見なくても生きれる先進国。
現実を見るのは負担が増えるので、当然逃げたくなるのが人情です。
そして経営者側は、採用市場の人たちが、現実を見れていなくても、許す器が必要ですし、
「今の時代の人材」で成り立つビジネスモデルを作る必要があります。
そういう器や考え方を持てないなら、
『経営者』という職業を続けるべきではないと、
色々経験して感じました。
時代や現実、採用市場、自分の器に合わせた、
ビジネスモデルを作る。
極端に悪い例ですが、
「意思決定は参画したいけど、売上責任は負いたくない。」
「やりたい仕事はやるけど、やりたくない仕事はしたくない。」
もし、採用市場に、そういう人材が多い時代や地域なら。
そういう人たちでも収益が出る、
ビジネスモデルを作るのが経営者です。
「あいつら何もわかってない!」
「最近の若者はダメだ!」
と、経営者が他責になっては、何も意味がないです。
個々人の努力やモチベーションが売上に直結する、
WEB制作の方の事業をスケールさせなかったのは、そういう理由もあります。
良い人材は減る一方で、いても大手に取られる時代になるでしょう。
そしてWEB系受託の会社をスケールさせるには、
大きな広告系・WEB系の会社を見てますと、
恐らくこういうゲームになります。
- 大手と人材の取り合い合戦をする
- マッチョな営業マンかコンサルを50人以上束ねて営業ゲームをする
- やる気のないプログラマーや顧客を見ないデザイナーを鼓舞してブラック化する
- その状況で顧客の売上を上げるのが仕事であり顧客様の期待値
- さらにAIに仕事が取られる可能性まである
控えめに言って、
それは私にとって「無理な戦い」「向いていないゲーム」過ぎます。
これからどんどん採用難が加速する世の中で、
採用ゲームをしたり、
誰か優秀人材が離職するたびに会社に横風が吹く経営は、
これからの時代、ちょっと厳しいゲームだと考えています。
反面、小売のほうの事業は、
スタッフ目線で「やりたい」「楽しい」と感じるタスクが多い。
なおかつ「何百時間も勉強してプログラミングスキルを手に入れて…顧客のPLを見て…」という負担もありません。
負担が多い事を嫌う現代人にとって、
小売のほうは負担が減るでしょう。
そして小売業は、
売上責任を背負ったり、PLを見るのは、
経営者 + 数人で回ります。
この「経営者 + 数人」の人選さえ、慎重に組織構築すれば、
人数が必要な仕事の本体は、
アルバイト・パートさんで回るビジネスモデルです。
数年で転職されて、教育にかけたお金が飛んだ…なんて悩みもありません。
そして、「経営者 + 数人」の方は、
利益相反しない人と働き、
利益相反してしまう人とは、距離を置く。採用しない。
採用市場や市況、そして自分に合ったビジネスモデルを作る。
努力対効果が高いビジネスモデルを作る。
かなり重要な考え方だと思っています。
フランチャイズ系
誰かが自身のために宣伝すると、本部の宣伝にもなる仕組み。
実際にフランチャイズを行っているわけではありませんが、
この頃、私も自社のマーケティングに、FCの考え方をかなり取り入れています。
どういうことかと言いますと、
- 誰かが自身のために頑張ると、本部にも利益がある仕組み。
- 誰かが自身のために宣伝すると、本部の宣伝にもなる仕組み。
を作るという事です。
「相互に利益が生まれる仕掛け」を作ったり、
「相互に利益が生まれる仕組み」を作ることで、
ビジネスの上で本当の意味での「WinWin」が成立します。
- アンケートが欲しい時
- UGCが欲しい時
- 地元地域での拡散が欲しい時
普段広告費を払う、媒体をハックするといった選択肢がなかった私が、
色々勉強するうちに、
「WinWinの座組を作る大切さ」を学びました。
冒頭にも書きましたが、
- 誰かが自身のために頑張ると、本部にも利益がある仕組み。
- 誰かが自身のために宣伝すると、本部の宣伝にもなる仕組み。
を構築さえすれば、
自社の何かを広げるのは、
私の「1人力」ではなくなる。
極端な話ですが、VCから大量に資金調達して、
広告投資を貼る、意外にも、
工夫一つで乗り越えられるやり方もあるんだなと、
学べたのは大きかったです。
もちろんプロダクトとの相性によりますけどね。
2025年、座学に使っている時間の一部を、
FCの仕組みの勉強に使ったのは、正解だったと言えます。
誰だって「仕事」は、「自分のため」に行う側面が大きい。
であれば「全員が自分のために動いても、全員が得する仕組み」を作ればいいんです。
FCのビジネスモデルが秀逸な理由
FCのビジネスモデルが秀逸だと思うのは、
- 「WinWin」が作れる事
- 1人力じゃできない資金がプロダクトに充てられる事
です。
悪用もされやすいので、FCに取り組む側の倫理観は大切ですが、
そこさえ担保できれば、よくできた仕組みだなと思います。
例えば1店舗作るのに3,000万かかる店舗ビジネス。
2店舗目を作るまでに、また、3,000万貯めないといけません。
じゃあ10店舗作るのに何年かかるのという話です。
しかしFCモデルなら、店舗数を加盟店の数だけ短期間で増やせる。
加盟店も皆、収益が上がり、
なおかつ店舗の認知は、FCじゃないとあり得ない速度で広がっていき、
より、加盟店も、本部も収益が上がる。
また、世の中、ビジネスモデルをゼロから作りたい人もごまんといますが、
同じくらい、「リスクを取りすぎずに生きたい」「既存の出来上がったビジネスモデルで、ある程度安心して始めたい」人は沢山います。
そんな人間心理をついた鋭い仕組みです。
反面、このモデルは構築が大変で、差別化も大変。
なぜなら、
「属人性のない、加盟店がトレースしやすいビジネスモデル」である事が求められるにも関わらず、
「競合他社に負けないモデル」を構築する必要があるからです。
例えばソラノデザインのWEB制作事業のような、
属人性の権化のようなビジネスモデルを作るのとは、
起業の難易度が違います。
属人性のあるビジネスモデルは、
自分のスキルや能力を高めるだけで差別化になりますが、
FCを作るのは、「属人性のない差別化」が必要な起業。
経営者としてはレベルの違いを感じます。
安定性も収益性も良いフランチャイズですが、
- 構築する際、倫理観を保ち続ける事。
- 構築の難易度を超える事。
この2点を必ず達成できる人だけが、
チャレンジして良いビジネスモデルだと考えています。
大手メーカー系
「ものづくり」は、産業の根幹です。
何か素晴らしいものを作る人たち。
その商材をPRするために、
WEBマーケティングの知識があり、
ホームページがあり、SNSがあります。
全ての産業の上流にあり、すべての物事の上流にあるのが、「ものづくり」。
それくらい世の中で重要な「ものづくり」のトップに立ち、
誰からも求められる商品を作れるのが、
大手メーカーさん。
つまり「大手メーカー系ビジネスモデル」は、
収益性があって当然のビジネスモデルであり、安定して当然のビジネスモデル。
ただ、ゼロイチの再現性があるかどうかという点で、
再現性が限りなく低いのと、
私自身詳しいわけでもないためこのコラムで深くは触れませんが、
大手自動車メーカーさん、家電メーカーさんなど、
日本の誇りと言えるようなビジネスモデルは多々存在していますし、
当然収益が安定しており、盤石なビジネスモデルです。
インフルエンス力 or 教祖力系ビジネス / 情報商材系 / 時代の流れに乗る系
これは今の時代、象徴的なビジネスモデルがあるので、一つの項目にまとめました。
YouTubeで成功したビジネスなどがとても良い例です。
まず「時代の流れに乗る」というのは、
YouTubeが流行する事を見越して先行投資する。
Twitter広告がまだ格安の時代にTwitter広告で青汁を売る。
フリーランスという言葉や働き方が流行る前に、
フリーランスの受発注のプラットフォームを作る。
などなど、流れをとらえる力、先見の明でビジネスを急速に伸ばすタイプです。
結局人間、大きな流れには逆らえません。
この「大きな流れを掴む」力は、ビジネスにとてつもない成長曲線を与えてくれます。
反面、レジェンドのようなお笑い芸人でも、
「時代の流れの逆流」には勝てません。
良い面も、悪い面もあるかもですが、
何度も言いますが、時代の流れを掴んだビジネスモデルは、
通常じゃありえない、とてつもない成長曲線を描けます。
インフルエンス力 or 教祖力系ビジネスは、
前述の時代の流れ力に合わせて、
本人の素養・才能が必要です。
不思議と昔から周りに人が集まった。
どこにいてもコミュニティリーダーになってしまう。
そんな方に向いているビジネスで、
これは商材がどうこうというより、
本人の人気や信頼、ファンの数一本で、マネタイズするビジネスモデル。
「教祖を求める」「憧れの人を求める」というのは、
多くの人の、根源的な欲求だと感じています。
ここで「多くの人」と表現したのは、
私の周りには何故か、「教祖を求める欲求」「憧れの人を求める欲求」を持っている人が少ないんです。
つまり人類皆、「教祖を求める」「憧れの人を求める」わけではないんですね。
しかし私が思う以上に、この欲求を持つ人は世の中に多い。
そこをしっかり捉えて、ビジネスづくりや、マーケティングに活かさないきゃいけない。
情報商材系については、、、、
察してください。
続くビジネスを考えるうえで、最終的に重要なのは“構造”ではなく“自分の欲求”
このコラムを数日に分けて書いている最中、
同級生のビジネスマン2人と仕事の合間にご飯に行ったのですが、
少し面白い話ができました。
”『自分の欲求』に合わせたビジネスモデルの選定を”
するべきだなという話で盛り上がったんですね。
これはその場の皆が、それぞれ「俺も思ってた」と合意した話題でして、
限りなく真理に近いなと感じています。
続くビジネスを考えるうえで、最終的に重要なのは“構造”ではなく“自分の欲求”。
このコラムの最後に書いていきます。
”『自分の欲求』に合わせたビジネスモデルの選定”
例えば身の回りですと、
『人数で負けたくない欲求』『ボスになりたい欲求』の強い会社社長は、
やはり「従業員数」を増やしていきます。
ビジネスモデルも、人数を抱える系になりがちです。
「心からやりたい事、貢献したい事が存在している社長」は、
やはり心から人に貢献している分、人気者になりがちです。
反面、承認欲求やプライドを満たすために仕事をしている人たちは、
あまり評判がよくないケースもありますが、
人々に「すごい!」と称賛されるビジネスモデルでは、
とてつもないモチベーションと行動量で、何かを成し遂げる印象です。
具体例を出すために、
私で例えるなら、
私は『人数抱えたい欲求』『ボスになりたい欲求』は弱い。
これは経営者としての弱みです。
プライベートでも同級生先輩問わず、
いじられキャラの自由人として、フラフラと存在しているのが心地いい。
ただビジネスでは、それが弱みとして顕在化するはずなので、
大人数が必要なビジネスモデルには手を出す気はありません。
また、私は機嫌良く過ごしたい、といった欲求も弱く、
相手に対しても怒る時は起こって、笑う時は笑って、
機嫌悪い時はブスッとしてて、という人の方が、
“人間らしくて”好きですし、プライベートのコミュニティには喜怒哀楽がわかりやすい人が多い。
そのため、今時の若い方々の価値観に相反することもありますし、
「自分がtoCで接客すること」が中心となるビジネスは避けていきます。
反面、ウェットな友人付き合いが多いので、
今月店舗ビジネスの出店の際は、
内装から看板、施工、解体や残置物撤去、
商品の搬入や諸々が、全て、同級生および同級生が経営する会社で完結しました。
この時は感謝しかなかったですし、コミュニティが好きな欲求を持っていて良かったとも思いました。
他に例えるなら、
『目上の人間・大きいものに対する反骨』欲求が強い人、
ジャイアントキリングが好きな人は、
やっぱり存在するなと同級生や部下を見てて感じていて、
そういう欲求を持つ人は何れ、上司と揉めがちですが、
独立し成功する才能を秘めています。
『スタートアップ界隈で注目されたい!』という欲求の強い人もいて、
やはり変わったビジネスモデルやトレンドのビジネスモデル、
社会的価値の高いと言われるビジネスに行きます。
反面、本当にそのビジネスに興味があるわけではなく、
興味があるのは「いけてる自分」な場合。
アクセルが踏み込めない、数年かけてエンジニアスキルを学ぶなどできない、
顧客理解が浅い、などの課題を抱えがちです。
しかしこの欲求を持つ人が取り組むべきビジネスモデルも多々あります。
セミナーマーケ、インフルエンサーマーケにプレイヤー社長として参戦すれば、
誰よりも活躍するイメージです。
「ビジョンがある」タイプは何年かかってもビジョンを追い続けますし、
ここでも「ビジョンがある自分が好き」なタイプは、
ビジョンやゴール、ビジネスをコロコロ変えます。
また、私のようにビジョンがないタイプは、
ビジョンがない分、ビジネスモデルを定期的にコロコロ変えるでしょう。
ハードワークについても議論される世の中なんですが、
周りの成功している友人や先輩を見ていると、
そもそも「ハードワークするか、しないか」という議論ではなく、
「このプロジェクトを成功させたい」「ブランドを作りたい」という欲求が、
「遊びたい・ゆっくりしたい・余裕ある自分でいたい」欲求より勝っているだけで、
「自然とハードワークしてる」ように見えます。
例えば今の私は、インテリアブランド事業を成功させたい欲求が強いので、
自宅を自分好みではなく、撮影スペースになるようにレイアウトしています。
キャッシュが不安定な最初のゼロイチ期は誰よりも数字を追いかけ、ハードワークしますし、
小売なので必要な際に、個人補償をつけて、借入を行います。
おそらく、この動きをしていなかったら、
私がどれだけ「このブランドが好き・成功させたい」だと力説しても、
「いやいや角田、本当はこのブランド作りたい欲求薄いでしょ。失敗するだろうからもうやめたら?」
と、友人に言われていたと思います。
欲求については、自分にとって都合の悪いことも、良いこともあります。
「角田はボスになりたい欲求薄いから、WEB制作やめた方が良いよ」と、
友人に言われるかもしれません。
そう言われるとその時は、ムッとしたり、それは都合が悪いなーと感じるかもしれませんが、
欲求はその人に根付いたもの、誤魔化しが効かないので、
自分の素直な欲求から逆算して、
ビジネスモデルや事業領域、
また、キャリアを設計するべきだと感じます。
現在続きをライティング中・・・・